当組合は地域森林の資源を活かし、次世代へ継ぐことを目指して、造林から加工まで一貫した森林の整備・活用事業を推進しています。モットーは「人も森も活かして地域力」。森林を育てること、そしてその資源を活用することを両軸として、森林管理をはじめ木材生産や木材加工など幅広い事業を手掛けています。
2017年から森林認証(SGEC/PEFC/一般社団法人緑の循環認証会議)を取得。持続可能な森林管理に取り組んでいます!
当組合は1989年(昭和64年)に三春町を含む船引町と常葉町の2組合が合併して設立し、2019年(令和元年)に30周年を迎えました。森林組合の役割は、地域森林の資源を活かし、そして次世代へ継ぐこと。地球温暖化をはじめとする環境問題への取り組み、そして持続可能な地域経済の発展への取り組みは、SDGsの理念に合致するものです。阿武隈の森とともに、生きる私たち。森林管理、木材生産、木材加工など、地域の森林資源の育成とその活用を両輪として地域社会への経済的、文化的貢献を果たすために、地域に根差した産業である林業を通して、貴重な自然と地域の発展を守り、育て続けていきます。
当組合が属する林業は一次産業であり、日本の経済や社会活動の根幹を支える、なくてはならない産業です。私たちが暮らす日本の国土のおよそ7割は森林。当組合のある福島県田村地方の森林面積もおよそ7割、そしてその多くは里山と呼ばれる二次林であり、今も昔も私たちの生活と密接に関わる身近な存在です。そして木材は、木造建築を主流とする日本の住宅に欠かせない重要な資源としての需要が絶えることはありません。その安定供給とともに、良質さという付加価値を高めていくことは私たちの活動における大切な使命のひとつです。環境を守り、日本建築の伝統や文化を受け継ぐこと。それが林業に携わる者の誇りです。
地域材の産地形成を図り、地域資源をより有効に活用するため、1997年(平成9年)に田村森林組合木材加工センター「ウッドミル田村」の運用を開始しました。さらに2002年(平成14年)には人工乾燥設備を拡充するなど、積極的な設備投資や経営戦略を進めています。また、当組合のある福島県田村地方は、阿武隈高原が育む良質な杉の産地であることで知られていることから、地域材「田村杉」のブランド化にも取り組んでいます。当組合の事務所を田村杉の無垢材を使って建設したことをはじめ、市の総合体育館へ田村杉で製作したベンチとテーブルを納品したり、地元の学校で工作教室を開いたりと、多角的な普及促進活動を進めています。
事業内容 | ■指導事業(林業技術、経営のご相談)
・林業経営、林業技術の指導 ・造林補助制度の活用、啓蒙普及活動 ・地域森林の保続培養、森林生産力の増進のための活動 ・林業後継者及び林業研究グループ等の指導 ・林業座談会、講演会、現地指導会の開催 ・山林の測量、立木評価調査 ■林産販売事業(木材と木材製品の販売) ・素材の生産、販売、木材製品、製材品の供給 ・間伐事業 ・特殊伐採事業 ■加工事業(高品質の製材品の安定供給) ・「ウッドミル田村」田村森林組合木材加工センターの運営 ・「田村杉」の需要拡大 ・人工乾燥材の生産拡大 ・「あすもく+田村杉」未来プロジェクトの推進 ■森林整備事業(山づくりのお手伝い) ・森林整備(造林、下刈、除伐等)事業の受託・請負事業 ・造林補助金の交付申請事務 ・森林経営計画の樹立とSGEC森林認証の取り組み ・治山事業 ・森林土木事業 ■購買事業 ・造林用苗木、果樹、緑化木の取扱い ・林業機械、資材の取扱い ・造園緑化事業 ■利用事業 ・森林国営保険の取扱い ・林業施設機械の利用事業 ・森林病害虫の防除対策 ・木工教室、森林環境学習 |
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設立 | 1989年1月 |
資本金 | 1億4,305万円 |
従業員数 | 44名(2022年3月現在) |
売上高 | 10億4千万円(2022年3月実績) |
代表者 | 代表理事組合長 矢吹 盛一 |
事業所 | ■田村森林組合
福島県田村市常葉町西向字堂ケ入62-7 ■田村森林組合木材加工センター ウッドミル田村 福島県田村市常葉町西向字堂ケ入62-3 |
ホームページ | https://tamura-forest.or.jp/ |
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