大晃機械は、各種産業用ポンプの流体移送機器総合メーカーです。
なかでも舶用ポンプの分野では国内トップクラスのシェアを誇ります。
近年は省エネ・環境保護の視点からの製品開発にも力を入れており、
「小水力発電システム」などの再生可能エネルギー事業も行っています。
創業65周年(2021年)を経て、培ってきた技術力に磨きを掛け、
「世界最高品質への挑戦」を合言葉にさらなる成長をめざしています。
世界の海を航海する何万隻という船舶。それらの安全航行に当社の船舶用ポンプは重要な役割を担います。例えば、世界最大級のコンテナ船など10万馬力級の船舶。その巨大なエンジンに欠かせない燃料油や潤滑油、冷却水を供給しているのが、TAIKOのポンプです。その他、生活用水供給用や荷役用などを含めると一隻に何十台の各種ポンプが搭載されます。当社のポンプは、1965年に南極観測船「ふじ」へのポンプ導入成功より、その実績を高く評価され、舶用ポンプにおいては国内シェアトップクラスのポンプメーカーに成長しました。現在、アジア圏10ヵ所への拠点開設、世界約20拠点にサービスネットワークを持ち、更なるグローバル展開を進めています。
「油から水、そして空気、さらに真空へ」をキーワードに製品を展開する中で、大晃機械のポンプは世界的に高まる環境課題にいち早く対応。例えば、独自開発した「スクリュー式ドライ真空ポンプ」は、「封液の廃液処理」、「プロセス側への逆拡散」「周辺環境の汚染」などの改善に寄与する製品。クリーンエネルギーとして世界規模で大きく期待がかかる太陽光パネルや、液晶パネル、フリーズドライ食品といった、真空でクリーンな環境を必要とする製造プロセスにおいて、大きな成果を上げています。その他、有害物質であるPCB廃棄物処理施設、VOCガス回収装置といった分野においても採用され、この分野でも大きな期待が寄せられています。
自然環境に恵まれた山口県・田布施町。その小さな田舎町の企業誘致第一号として産声を上げ、グローバル展開するまでに成長した大晃機械。舶用のみならず各種産業用、さらには医療業界向けポンプを開発するなど事業領域は多分野に拡大。2018年には本社新社屋が完成し、創立66年目の本年2021年には研究開発の強化に伴い開発部門の増設を予定。水素やアンモニアなどの新エネルギー時代に向け、また船舶における地球温暖化、気候変動等の環境課題であるCO2削減のための国際的な環境規制強化に則したポンプの付加価値創造に向けて、SDGsのゴールを意識しながら、更なる製品開発に取り組んでまいります。
事業内容 | 【流体機器の設計・制作・販売】
ドライ真空ポンプ、ロータリブロワ、ダイアフラムブロワ、 歯車ポンプ、遠心ポンプ、電動ディープウェルポンプ、 一軸・二軸・三軸ねじポンプ、往復動ポンプ、 油水分離器、汚水処理装置 【環境施設の設計・施工】 合併処理浄化槽、産業排水処理施設、農業集落排水施設 漁業集落排水施設 【再生可能エネルギー事業】 太陽光発電事業(2013年売電開始)、小水力発電施設 |
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設立 | 1956(昭和31)年4月6日 |
資本金 | 1億円 |
従業員数 | 368名(男/312人 女/56人) |
売上高 | 155億円(2022年3月期) |
代表者 | 代表取締役社長 木村 晃一 |
事業所 | 本社/山口県熊毛郡田布施町
国内拠点/本社(山口県)、東京支店、大阪支店、東京サービスセンター(千葉) 海外拠点/中国・上海市、シンガポール、オランダ 国内工場/本社工場、第二工場(山口県) 中国工場/6箇所 子会社/韓国、台湾、シンガポールに各1社 |
グローバルサービスネットワーク | 国内のみならず、海外でも窓口を持ち「もしも」の時に備えています。
国内窓口/ 北海道・東北エリア: 札幌市・函館市(北海道)八戸市(青森県)仙台市(宮城県)新潟市(新潟県) 関東エリア: さいたま市・川口市(埼玉県)東京サービスセンター・佐原市・成田市(千葉県)東京支店(東京都)横浜市(神奈川県) 中部エリア: 名古屋市(愛知県)四日市市(三重県) 関西エリア:大阪支店・摂津市(大阪府)神戸市(兵庫県) 中国エリア:岡山市(岡山県)広島市・尾道市(広島県)本社工場・第2工場・環境事業部・EM事業部・下松市・周南市・下関市(山口県) 四国エリア:板野郡(徳島県)今治市・八幡浜市(愛媛県) 九州エリア:福岡市・北九州市(福岡県)長崎市(長崎県)鹿児島市(鹿児島県)佐伯市(大分県)那覇市(沖縄県) 海外窓口/ ニューヨーク・ニュージャージー・ヒューストン(アメリカ) サンパウロ(ブラジル) 北京駐在事務所・山東大晃機械・青島大晃機械・上海駐在事務所重慶・台北・香港(中国) 韓国大晃(韓国) シドニー(オーストラリア) オスロ(ノルウェー) サウサンプトン(イギリス) バルセロナ(スペイン) ロッテルダム(オランダ) ハンブルグ(ドイツ) ドバイ(ドバイ) |
商品紹介 | ■制御システム
カーゴコントロールシステム、温度監視装置 |
油用ポンプ | ■歯車ポンプ
欠円ギアーの特性を余すところなく生かした製品です。1953年に発明された欠円ギアーは一点連続接触歯車を特徴とし、その革新的技術は世界に先駆け日本から発信されました。当社の歯車ポンプに新しい可能性をもたらしました。 ■ねじポンプ 新しいテクノロジーにより創出されたタイコーねじポンプには、原理・システム・運転・性能がそれぞれ異なる一軸ねじポンプ、二軸ねじポンプ、三軸ねじポンプが幅広くシリーズ化されています。 |
油用・水用ポンプ | ■遠心ポンプ
創業以来半世紀にわたり培ってきたポンプ技術の結集であるタイコー遠心ポンプは、船舶をはじめ広範囲な産業用途へのシリーズ展開を進めています。 |
水用ポンプ | ■汚水処理装置
船舶から海洋汚染防止のための国際条約(1973)は、世界的な環境保護意識の高まりを反映したものです。当社ではSBTシリーズを開発、市場ニーズに対応した環境に配慮した製品づくりを行っております。 ■油水分離器 船舶用油水分離器シリーズにおいても世界水準の型式認定証をいち早く取得、時代のニーズに即した独自の対応をしています。 ■環境機器 ■汚水処理施設 |
空気用ポンプ | ■ロータリブロワ
当社のポンプ技術は、幅広い専門知識と技術力から、従来の液体移送だけでなく、気体移送ポンプへと大きく飛躍しました。タイコーブロワは、ルーシ式ブロワ、スクリュー式ブロワとシリーズ化され、さらに広範囲な産業用途への展開を進めています。 ■ダイアフラムブロワ SECOHブランドとして定評のあるダイアフラムブロワは、電磁駆動タイプとモータ駆動タイプでシリーズ化されており、各種エアーポンプとして幅広く採用されています。 現在は、ビルトインとして使用できる超小型化の製品開発により、医療器具や健康機器の開発を行い、新規の市場開拓にも取り組んでおります。 ■真空ポンプ タイコースクリュー式ドライ真空ポンプは、長年培われてきたスクリューポンプ製造技術のノウハウから生まれました。化学プラントや半導体プロセス用ドライポンプとして幅広く使用されており、長期間連続運転においてもその優れた性能と耐久性を誇っています。 最近では、太陽光パネルや液晶、スマートフォン、タブレット等の精密機械の製造工程ライン等でも利用されており、そのポテンシャルは無限の可能性を秘めている製品です。 |
太陽光発電事業 | 再生可能エネルギー事業として、メガソーラー施設「TAIKO平生ソーラーパーク」を設置。
また、工場建屋や社員駐車場の屋根にもソーラーパネルを設置しての売電事業を行っております。 売電事業による収益は、地元貢献として当社が毎年12月に開催している「TAIKO野球教室」の運営費用として還元しています。 |
小水力発電システム | 当社の遠心ポンプを水力で逆回転させることにより発電を行う、ポンプ逆転水車および発電システムは、水の持つ位置エネルギーを安価に効率よく電気に変換することができ、山口県内3ヶ所のダムに設置した当社の水力発電所をはじめ、全国のダムや上水施設などにも設置され、日夜クリーンなエネルギーを供給し続けています。 |
【新型コロナウイルス感染症への対応】 | 現在、個別会社説明会はWEBのみの実施となります。 |
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