株式会社ニホンゲンマ

はんだの用途は実に幅広く、スマホ、ゲーム、カメラ、パソコン、テレビ、クルマなど、身の回りにある、ありとあらゆる製品に使用されています。変わったところでは、新幹線の操作盤やがん検診に使用される内視鏡等の医療機器にも使われています。はんだと聞くと、針金状の金属をイメージされるかもしれませんが、当社の主力製品はソルダーペーストとよばれるペースト状のはんだ。小型化する電子製品に対応するため、ミクロン単位の微細な接合も可能にしています。こうした高いソルダリング技術は、国内外の大手メーカーからも高く評価され、さまざまな形で仕事が舞い込んできます。この高い技術力と顧客基盤が、二ホンゲンマの強みと言えます。

当社での仕事は事務系、開発系、製造系の大きく3つに分けられます。事務系なら営業や総務、開発系であれば、顧客の要望に合わせたソルダーの開発に従事します。製造系は生産現場での実作業から、製造工法の開発や改良、工程計画の作成・管理といった仕事に分かれています。当社には化学系を専攻した社員だけでなく、機械系、電気・電子系学科卒の社員も多く、また高卒、高専卒、学部卒がそれぞれの部署で持ち味を発揮しています。海外にも拠点を構えているので、担当する業務によっては海外出張があり、グローバルに活躍している社員も珍しくありません。70歳を超える超ベテラン社員が働いていたりと、長く続けていける環境も特長のひとつです。

当社では、自己研鑽と社内コミュニケーションに対して積極的に投資を行っています。自己研鑽の代表的な例としては、各種資格の取得支援制度があります。海外との業務を想定し、TOEIC受験料会社負担(年2回まで)を始め、フォークリフトやクレーン操作の免許、薬品管理の為の資格など、業務上必要な免許や資格の取得を奨励しています。社内コミュニケーションに関しては、コロナ禍以前は、季節ごとのイベント（社員旅行、BBQ、ホテルでの懇親会、新入社員歓迎ボーリング大会等）を実施していました。またイベント以外でも、階層別の研修や環境整備プログラム等の社内の取り組みを通じて、社員同士のコミュニケーションの活性化を図っています。