社会福祉法人はる

「ご本人を大切にする」この思いをスタッフ皆が当たり前に語り合えるまで、20年ひたむきに実践してきました。先輩方のおかげで、ライフステージに合わせた福祉サービスは整いつつあります。利用者さんの幸せを思い巡らせた時、どこに通いどこで暮らすということ以上に、「誰と何をして過ごすか」これがとても大事です。特に充実期を過ごす学齢期や成人期の利用者さんにとっては、周囲の支援者の考えや選択が彼らの人生の大部分を占めると言っても過言ではありません。「ご本人にとってどう思うか」「ご本人を置き去りに決めていないか」「意志を汲み取れているか」ご本人を中心に、本人に関わる皆さんと日々このやりとりを重ねています。

障がいを持った方々がいきいきと過ごしていくために私たちができること。それは「福祉のプロ」として、日々の生活をより過ごしやすくしていくためにケアしていくことです。長い時間を共に過ごす中で、日常に散りばめられた楽しさや面白さ、その先の「心を震わせる瞬間」を共に感じることこそが、この仕事の何よりも大きな醍醐味です。昨日できなかったことが、今日は出来るようになっている。そんな小さな喜びの積み重ねが、私たちの大きな原動力になります。また“すべての人”の中にはもちろん共に働くスタッフ全員も含まれており、働く環境の整備にも注力。全てのスタッフがが笑顔で働けるよう、積極的に取り組んでいます。

はるではたくさんのスタッフがお互いの部署を行き交います。職員同士が顔を合わせると、共通の利用者様の話で度々話が弾みます。「今日〇〇さんがこんな表情をしてくれました！」「うまくサポートに繋がりました！」「検討してきたことが良い成果につながりました！」などなど。先輩職員からOJTを受けて、その後自分が関わってできるようになった喜びを伝えたり。日中支援と居住支援で、一人の利用者様の様子をお互いに共有したり。時には仕事に行き詰まることもあるけど、どんな悩みにも真剣に向き合ってくれる心強い味方がたくさんいます。