株式会社山口園芸

土づくりから収穫まで、以前は生産農家がすべて自分で行っていました。しかし、現在は高齢化や効率化が進み、生産体制は分業化や専門化され、堆肥や苗を購入し栽培される農業が主流になっています。私たちは育苗から始まった会社ですが、近年ではより色々な角度から農業の問題点にアプローチできるよう、培土事業や農産物生産販売などにも着手し、農業の発展に貢献できるよう努力を続けています。また、自然災害が増加する中、環境負荷低減のために有機栽培にも取り組んでいます。今後も環境に配慮しながら、より豊かな暮らしを実現するために、新しい事へもチャレンジしていきます。

約70棟のハウスで年間1千万本以上のキュウリやトマトなどの果菜類、キャベツやブロッコリーなどの葉菜類、パンジーやビオラなどの苗を生産しています。特に「接ぎ木」を終えた野菜類の育苗を得意としており、「定植に手間がかからない」、「実りが多い」ことがブランド化につながっています。培土事業では、培養土や堆肥を自社工場で生産しています。これまで多くの苗を生産した経験を活かし、よりお客様の栽培方法に合った培養土を提案しています。直販課では、花や葉菜の苗を生産し販売店へ卸しているほか、地元農家へも直接販売、さらに、青果物の生産・販売を行っており、多方面からお客様の農業所得向上を目指し課題解決に取組んでいます。

一人一人が農業の未来を考え、「農業で人々の食と暮らしを豊かにしたい」という思いのもと、日々仕事に取り組んでいます。日々移り変わる天気や気候に合わせて栽培方法を変えなくてはならないため、一通りの仕事を覚えるには長い年月がかかりますが、その分できた時の達成感やお客様に喜んでもらえた時の感動は大きくなります。入社後は先輩社員からのマンツーマンでの指導を経て、若手のうちから仕事を任せられるので、やりがいを持って働くことができます。