上板塑性株式会社

当社は、1964年に「冷間鍛造」という製法を業界に先駆けて取り入れ、冷間鍛造のパイオニアとして事業を展開してきました。鍛造とは、金属材料をハンマーや金型で叩き、押しつぶしてさまざまな形状に加工する方法のことで、成形時の温度により冷間（20～30℃）・温間（600～900℃）・熱間（900～1,250℃）の3種類に分類されます。当社が得意とする冷間鍛造は、温間や熱間よりも高精度な成形が可能で、切削加工の手間を減らせるため、製品のコストダウンも実現できるのです。また、加工によって金属廃棄物がほとんど発生しないことも特徴で、今後も冷間鍛造技術を駆使して省資源を極め、環境への配慮を通じて社会に貢献していきたいと思います。

自動車部品の製造を主軸として、事業を展開している当社。エンジン部品・サスペンション部品・ブレーキ部品など、さまざまな自動車部品をつくっています。このほか、バイク・コピー機・エレベーター・芝刈り機・船舶・スピーカーなどに用いられる多彩な部品も製造しているのです。そんな当社には創業70年以上にわたり培ってきた高い技術力・開発力があり、航空宇宙・ロボット業界などの新たな分野でのビジネス拡大も見据えています。また、アメリカとメキシコにグループ会社を設立していることも当社の特徴。特に北米やメキシコでは冷間鍛造を生業とするメーカーは少なく、上板グループとしてグローバルに存在感を発揮しています。

当社には7つの部門があり、社員たちは専門知識・技術を身につけながら活躍中です。製造部と技術部は、製品の製造や開発を手がける部門で、高品質な製品をより効率的に生産するために、日々創意工夫を図っています。また、生産管理部による受注から納品までの管理・計画や、品質保証部による検査・品質改善などの働きも非常に重要な役割を果たしているのです。そしてお客様と直接関わるのが営業部で、新たな分野の開拓も担っています。こうした事業運営には総務部と経理部の活躍が必要不可欠で、総務部は社員が働きやすい環境づくりや人材の確保、経理部は会社資金の調達と運用などを担う仕事をしています。