顧客から材料支給してもらい、高い技術を有した製造現場が高品質の製品を提供することにより、完成部品や組立品への付加価値を付けて納入。航空機材料の熱処理、ストレッチ成形、板厚加工を通しでできる会社は世界でも限られております。当社ではこれをコア技術とし、構造部品の限られた加工工程だけを請け負うのではなく、発注帳表と図面をもらえば、完成部品として、サブ組立まで完了させて納入する一貫請負を目指しています。
私たちの会社は、SUBARUグループに属する航空宇宙関連の関係会社です。中島飛行機株式会社半田製作所を母体として1950年に起業した歴史のある会社で、航空宇宙関連の部品加工ならびに組立加工を得意としており、お客様のニーズにお応えできるよう従業員一丸となって取組んでおります。発注帳票と図面をもらえば、最終製品を納入できるような一貫加工・一貫組立メーカーを目指しています。飛行機に乗る方々がいつでも安心して乗っていただけるよう品質には最優先で取り組むとともに、空を見上げて飛んでいる飛行機を家族や友人と見た時に、あの飛行機は私たちが作ったと自信をもって言えるような仕事を目指しております。
航空機の市場規模は、年間約24.5兆円そのうち日本は約1兆円。アメリカの12分の1の規模です。日本の航空機産業は、これからまだまだ成長の余地があり、年間5%もの成長を見込んでおります。そして将来は、自動車産業以上に日本経済を支える基幹産業になると注目されています。そんな環境下において、当社は日本で生産されているほとんどの機種の機体構造の板金部品生産と組立を得意としており、順調に成長を続けております。また、ドロップハンマー加工については最大メーカーでもあります。今後も、既存の強みを伸ばしながら、最新技術にも惜しみなく投資をすることで、キラリと光る存在感のあるグローバル・キープレーヤーを目指しています。
乗り物に興味があり、その製造に携わりたいと考えていました。よって当初は自動車メーカーを中心に就活をしていたのですが、当社の説明会を聞いた際に自動車のそれとは違い、航空機の規模感の大きさに圧倒されて入社を決意しました。また大手だと作業が細分化され手掛ける仕事も制限されますが、当社のような中小企業だと様々な仕事を幅広く手掛けることができるので、技術者として早く成長できるということも決め手になりました。現在はBoeing787の生産技術を経て、次の新機種である777XのSUB組立の治具設計を手掛けています。最先端の航空機を作っているワクワク感や、技術者としての成長実感が大きなやりがいです。(生産技術課 日比)
事業内容 | 航空機板金部品加工、ストリンガー部品加工
777、747フロアービーム組立 787中央翼パネル・SUB組立 大型機(中央翼)組立等 |
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設立 | 昭和25年7月15日(創業 大正6年12月) |
資本金 | 1億円 |
従業員数 | 227名 |
売上高 | 非公開 |
代表者 | 谷川栄治 |
事業所 | 愛知県半田市上浜町102番地
TEL 0569-21-3311 FAX 0569-22-0471 |