株式会社戸上電機製作所

1925年（大正14年）の創業以来もうすぐ100年、開閉器に代表される電力システムや水質浄化設備など、社会インフラの充実に寄与する多彩な製品を九州・佐賀から全国に送り出してきました。「佐賀生まれの技術」を全国へ、世界へ、未来へ届けたいという想いのもと、東証二部上場企業にまで成長を遂げ、中国や東南アジアをはじめ積極的な海外拠点展開も行う現在に至るまでずっと、当社の誇りは、広く社会全体に恩恵をもたらす製品開発。暮らしと産業に欠かせない電気と環境に関するテクノロジーを、今日より明日、さらに未来へと、一歩ずつ着実にレベルアップしたい。それが当社の、不変の志であり、強力な事業戦略です。

停電防止や高圧電力の監視機能等で、電気の安定供給を支える配電機器。装置産業の神経系統を守るハイテク仕様で「スイッチのTOGAMI」の代名詞を生んだ低圧制御機器。また河川水や産業廃水を浄化するSS除去装置の水処理システムや太陽電池の故障箇所を特定するＰＶドクターシリーズ。こうした幅広い製品開発を支えているのが、電気・機械・制御系技術にメカトロや環境科学を加え、トライ＆エラーを重ねて織り上げた、TOGAMIテクノロジーという独自の技術体系。TOGAMIの柔軟な技術魂は、試験棟や検査室の隅々にも息づき、若い技術者を筋金入りのTOGAMIエンジニアに育てます。JECA FAIR（電設工業展）の製品コンクールでは、4年連続で受賞しました。

「企業30年説」が説得力をもって語られるほど、企業の存続は意外なほど困難なもの。90年超にわたって安定経営を続けてこられたのは、一にも二にも、頑張る社員の伝統が途絶えなかったから。裏返せば、意欲を引き出すに足る十分な処遇を用意し、社員一人ひとりを大切にしてきたからだと自負しています。中には親子2代にわたって活躍する社員もいます。週休二日制、リーズナブルでおいしい！と評判の社員食堂、充実の教育制度、産休や育休制度…　長い人生を通じて安心して働ける環境づくりに努力するのは、企業として当然のこと。この姿勢は、どんなに時代が変わっても、変わることはありません。これがＴＯＧＡＭＩの技術力を支える社風です。