株式会社上野村きのこセンター

上野村の名産品である「しいたけ」を育てる当社。村伝統の方法で育てて…ではなく、効率的な栽培方法を取り入れています！その方法とは「菌床栽培」。おがくずを固めた「菌床」と呼ばれるブロックに接種して、室内で栽培する方法です。天候に左右されず、安定した収穫量と品質を保てるため、県内屈指の生産量を実現しています！売上も年々好調で、毎日しいたけを出荷をしていますが、ありがたいことに売れ残りはありません。今後は菌床の改善にも取り組み、より高品質で多様な品種を育てることが目標！より多くの方へ、自慢の名産品をお届けしたいと考えています。

当社には、しいたけ栽培以外に「実現したいこと」があります。それは、ECOな燃料を村の資源を活用して生み出すこと！現在当社では、しいたけの栽培で使用された菌床（おがくずの塊）をリサイクルし木質燃料に加工する「廃菌床燃料化事業」にも取り組んでいます。その燃料は、主に県外の製鉄所へ販売。通常使用される化石燃料の代わりとなり、CO2の削減が期待できます。今後は、菌床のもととなる「おがくず」を上野村の広葉樹を使用して生産し、全て上野村の資源を活用した燃料を生み出したいと考えています。しいたけ栽培だけで終わらない、新しいビジネスの可能性にチャレンジしていきます。

【施設長　重原より】私は東京からIターンをしました。地元で農業がしたいと思ったことが主な理由です。実は、村民の約2割は私と同じUIターン者！「自然の中で暮らしたい、働きたい、子育てしたい」といった理由で村へやってくる方が多いですね。村自体も定住支援に力を入れており、住居斡旋や生活費の補助、育児支援、医療支援など各種制度が整っています。 正直、村に馴染めるか不安もありましたが、地域行事への参加を通し自然と馴染めました。村のみなさんは温かく迎えてくれますし、同じUIターン者がサポートしてくれます。仕事だけではなく、村での暮らしを含めて楽しんでもらえたら、色々な経験がここで出来ると思います！