医療用医薬品・機能食品の製造および販売
日本新薬は、会社創立の1919年以来、約100年間にわたり研究開発型の新薬メーカーとして特長あるくすり創りに取り組んできました。有効な治療法が確立していない病気の治療剤を開発・販売し、医療現場や患者さんの声に耳を傾けることで、その想いを叶えてきました。さらに当社は、1961年より医薬品事業で培った技術とノウハウを駆使した機能食品事業に進出し、多方面から高い評価と厚い信頼を得ています。「医食同源」という言葉の通り、医薬品だけでなく、機能食品素材も社会に提供することで、ヘルスケア分野になくてはならない事業体として、社会から信頼され尊敬される会社、すなわち「存在意義のある会社」となることを目指しています。
私たちは、日本新薬だからこそチャレンジできるという使命感を持って、一つひとつの病気に目を向けて、日夜その治療剤の開発に取り組んでいます。私たちのこれまでの取り組みは、肺動脈性肺高血圧症(PAH)治療剤「ウプトラビ錠」、デュシェンヌ型筋ジストロフィーの治療剤「ビルテプソ点滴静注250mg」、など、さまざまな製品となって実を結んでいます。現在、その他の難病・希少疾患治療剤の開発にも積極的に取り組んでおり、これら治療剤の一刻も早い製品化を目指して情熱を注いでいます。
PAH(肺動脈性肺高血圧症)は、心臓から肺へ血液を送る肺動脈の血圧が何らかの原因で異常に高くなり、肺、心臓の機能が障害される難病・希少疾患で、右心不全を引き起こすこともあります。日本新薬が、経口投与可能で効果が長時間持続するPAH治療剤の研究を始めたのは、2000年頃のこと。当時、PAHの国内患者数は500人前後という希少疾患でした。研究開発に携わるメンバーたちのたゆまぬ努力により、海外での開発や臨床試験を先行して進め、その有効性を示すことに成功。2016年1月にアメリカで、6月には欧州において発売。同年11月、ついに日本国内でも販売を開始しました。PAHに苦しむ患者さんを、ひとりでも多く救うことが期待されています。
事業内容 | 医療用医薬品・機能食品の製造及び販売 |
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経営理念 | 人々の健康と豊かな生活創りに貢献する |
経営方針 | 高品質で特長のある製品を提供する(顧客)
社会からの信頼を得る(社会) 一人ひとりが成長する (社員) |
創業 | 1911年11月20日 |
設立 | 1919年10月1日 |
資本金 | 51億7400万円 |
従業員数 | 2026名(2020年3月末現在) |
平均年齢 | 41.0歳(2020年3月末現在) |
平均勤続年数 | 17.8年(2020年3月末現在) |
代表者 | 代表取締役社長 前川 重信 |
事業所 | 京都本社 東京支社
営業事業所(支店):札幌支店 東北支店 北関・甲信越支店 東京支店 埼玉支店 千葉支店 横浜支店 名古屋支店 京滋・北陸支店 大阪支店 神戸支店 中四国支店 九州支店 研究所:創薬研究所 東部創薬研究所 食品開発研究所 工場:小田原総合製剤工場 海外拠点:NS Pharma,Inc. Beijing Representative office London Office |
売上高 | 1166億3700万円(2020年3月末) |
売上高構成 | 医薬品事業 87.1%
機能食品事業 12.9% (2020年3月末現在) |
業績 | 決算期 売上高 営業利益
───────────────── 2014.3 765 80 2015.3 799 85 2016.3 842 85 2017.3 987 152 2018.3 1014 170 2019.3 1147 206 2020.3 1166 216 (単位:億円) |
子会社 | NS Pharma, Inc.
シオエ製薬株式会社 タジマ食品工業株式会社 NSシェアードサービス |