越後湯澤HATAGO井仙では、地域を通じた「ものづくり」、「ひとづくり」、「まちづくり」に取り組んでいます。
現代の温泉旅籠をコンセプトとして【HATAGO井仙】の運営を柱に、地域の食材を生かした「レストラン事業」、地元発信の着地型旅行商品の開発を行う「旅行代理店事業」、他雪国A級グルメの開発やインバウンドへの取り組みを広域で行う雪国観光圏の「コンサルティング事業」など、幅広い事業展開を行っています。
自然に恵まれた越後湯沢を舞台に、現代の温泉旅籠「HATAGO井仙」をはじめ、魚沼キュイジーヌ「むらんごっつぉ」、魚沼イタリアン「muran gozzo cafe(ムランゴッツォカフェ)」、スイーツカフェ「んまや駅中店」、着型観光の開発を行う旅行代理業、他受託事業として地域の食材の開発を目的とした「雪国食文化研究所」など、旅館業のワクにとらわれない活躍のステージがあります。また、近年では多くの来訪者が訪れるようになり、英語を主体とした接客スキルも磨けます。2016年からこうしたインバンドに向けた旅行商品「雪国ガストロノミーツーリズム」をスタート。地域の食と文化を海外へ発進し、地域ブランドづくりを推進しています。
例えば地域でとれる素材や商品、本物の米、味噌、酒、地場野菜、山菜など、ココにしかないもの、ココでしか味わえないものに光を当て、失われつつある地域の魅力を堀り起こし、お客様にご提供しています。同じ思いを持った地域の作り手と連携し、共に手を携え発展していきます。いわば私たちの旅館やレストランは「地域のショールーム」であり、魚沼の魅力をまず感じていただく「玄関」「開かれた場」と考えます。これまでの宿のルールにしばられない自由な滞在の形、地域でとれた素材を、一番おいしい時期に素材の味をいかすようシンプルに調理した料理、そして地元の田んぼ、畑の人、川の人など、地域の人々とのつながりが私たちの強みです。
旅館やレストラン、カフェはいわばステージです。当社では、そのステージに立つスタッフの人材育成のため、経営理念である「旅籠三輪書」に基づき「キャリアアップ育成・人事評価制度」を整備しています。入社後は新人研修として、おもてなしのスキルを身に着、働く意義や地域社会と職場とのつながりをワークショップ等を交えながら考える「組織力向上研修」も行っています。また、リーダー向けには、人を育て事業展開を推進するリーダーを生み出す「リーダー向けの研修」もを行っています。新入社員は先輩社員がサポートする「メンター制度」など、自らが成長する意識を持っている方へのサポートを惜しまない制度や体制を整えています。
事業内容 | 【宿泊施設】HATAGO井仙、温泉御宿 龍言
【飲食業】魚沼キュイジーヌ「むらんごっつぉ」、 魚沼イタリアン「muran gozzo cafe(ムランゴッツォカフェ)」 スイーツカフェ「んまや駅中店」 【小売物販業】 「んまや」 【コンサルティング業】「雪国観光舎」、「雪国観光圏」 【運営受託】「雪国食文化研究所」 |
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設立 | 1952年10月 |
資本金 | 1550万円 |
従業員数 | 60名(パートを含む) |
売上高 | 3億5000万円(2015年9月期) |
代表者 | 代表取締役 井口智裕 |
事業所 | HATAGO井仙(新潟県南魚沼郡湯沢町)
龍言(新潟県南魚沼市坂戸) 魚沼キュイジーヌ料理「むらんごっつぉ」(新潟県南魚沼郡湯沢町) 魚沼イタリアン「muran gozzo cafe」(新潟県南魚沼郡湯沢町) スイーツカフェ「んまや駅中店」(新潟県南魚沼郡湯沢町) |
雪国観光圏とは? | 雪国観光圏は、新潟県魚沼市、南魚沼市、湯沢町、十日町市、津南町、群馬県みなかみ町、長野県栄村の3県7市町村にまたがる広域観光圏です。 雪国観光圏推進協議会のもと、官民協働して地域特性を生かした観光とまちづくりの融合を目的に各種事業を実施。 協議会は自治体、観光協会、民間団体、NPOなど40の組織で構成されています。主な取り組みとして、7市町村を結んだ新しい観光資源「スノーカントリートレイル」の整備と活用、食の品質保証と情報公開に取り組む「雪国A級グルメ」、季節イベントを共同プロモーションする「スノーカントリーフェスティバル」、着地型旅行商品の企画販売、国際的な基準を取り入れた「品質認証評価」、外国人旅行者が安心して快適に旅行できるための「インバウンド情報整備」などがあります。
井仙は、雪国観光圏事業に積極的に取り組み、越後湯沢にとどまらず、広域観光圏も含め、雪国ならではの自然や文化の魅力の発信を行っています。 |
企業理念 | 「旅籠三輪書(はたごさんりんのしょ)」
「人に尽くし、己を磨き、共に伸びる」 当社は、お客様が心から満足をするサービスを提供し 社員が生きがいを持って働ける職場を築き 関わる人と地域の発展に寄与する企業を目指します。 この三輪が和をもって発展することが、 当社の目指す理念であり、お客様、社員、企業の 三方が幸せになる最善策であると信じています。 その一、お客様が心から満足するサービスを提供する為に目指すこと 「お客様が心から満足するためには心からのおもてなしが必要です。心からのおもてなしは、あなたの心の中からでる良心です。」 親切で丁寧な対応 言葉にされない要望の先読み 感動を生み出す心づかい 常に謙虚な姿勢 その二、社員が生きがいをもって働ける職場を築く為に目指すこと 「職場は一緒に働く仲間と築くものです。 生きがいのある職場作りは、職場があなたに何をしてあげるのかを問うのではなく、あなたが職場に何ができるのかを考えることから始まります。」 己を磨き、向上させる場 仲間と協同する喜びを得る場 仲間を信頼し、仲間から信頼される場。 そんな自分と仲間を誇れる場 その三、関わる人と地域が発展する為に目指すこと 「商い」は関わる人と地域にとって役に立つものであり、後世にその価値を見出せるものでなくてはいけません。」 企業として力をもつ 生き残りの為の改善 理にかなった意思決定と行動 人のためになる商 |
HATAGO井仙が目指すもの | 当社の経営指標とは「旅籠三輪書」という企業理念に基づいています。
旅籠三輪書とは、お客様が満足し、社員が生きがいを持って働き、関わる地域と企業が発展する。この三つの輪にどれかに偏ることがなく、バランスを保ちながら互いに成長することこそ、その輪に関わる人すべてを幸せにすることができるという当社の理念です。 多くの取引先を抱え、また大勢の町外からのお客様をお迎えする宿とは、地域の経済や文化にもっとも大きく寄与している業種の一つだと言えます。 コミュニケーション手段の発達で、世界中の情報や商品が手軽に届くことができるようになった昨今、反面では地元に根を残している文化や企業は衰退の一歩を辿っています。 企業である以上は努力も必要でしょう。 しかし努力の場を与えてもらえることができずに店を閉めてしまう昔ながらの味噌蔵や農家を見ていると、つくづくもったいないと感じていました。 地元の料理や文化触れることで、そのお客様が満足していただくことができるのであれば、その力で自社のオリジナリティーを確立するだけでなく、地方の経済循環を築くことができます。お客様も喜び、企業も潤い、そして地元で頑張っている人たちの文化や生活も支えられる。 当社の目指す目標とは、どこか一方が得をする社会ではなく、お客様、地域文化、企業が互いに得をすること。 三方両得の精神が当社の旅籠三輪書の経営理念です。 |
今後の事業計画 | ●1~3計画(2005年~2008年)旅館業から観光業へ
湯沢ビューホテルいせんという温泉旅館から、HATAGO井仙への変革を行い、温泉旅館業だけでなく、飲食業や物販業を展開。 それぞれの事業において毎年15%の伸びを示し、事業の元となる基盤の確立を図った。 ●4-7計画(2009年~2012年) 観光業から生活支援業へ 社員と共につくっていた旅籠三輪プロジェクト。 地元のメーカーとタイアップして作る自社ブランドを開拓し、お客様と地域を結ぶことで新たな魅力の発掘と需要の拡大を目指しています。 地元企業とのコラボレーションを通じて、自社だけでなく地域全体を巻き込んだブランド作りを行っていきます。 また多店舗や新業種への参入も積極的に展開していきます。 ●8-15計画 (2013年~2020年)生活支援業から文化創造業へ 日本の宿は世界に誇れる平和産業であるという信念のもと、「HATAGOを世界に」という目標に向かって事業を行っていきます。 ただ拡大を目指すのではなく、旅籠三輪書の理念のもと、お客様、企業、地域の三方が共にwin-winになる仕組み作りの輪を広げることを目指しています。 |
社員教育制度 | 社員育成に力を入れています!
生きがいをもって働ける職場づくり」のために。 旅籠三輪書で提示しているように、社員の成長は企業にとって発展の原動力です。 私自身、株式会社いせんの社長業を通じて痛感しているのは、経営においてもっとも大事な要素はコツコツとやり続ける根気とプレッシャーに負けない精神力だと思っています。 当社ではHATAGO井仙で実務的な仕事を通じて、トライ&エラーを繰り返しながら実務型の経営ノウハウを蓄積し、人間的にも成長することで、パートナーとして独立して一緒に頑張れる人材を育てたいと思っています。 今年度より社内に「キャリアアッププログラム」をスタートいたしました。 この事業は自身の興味ある分野を引き延ばすこと、今まで知らなかった分野に興味をもつ機会を作ることを目指しています。 年4回の企業内研修はもちろん、自分が興味をもった資格や研修については会社積極的し支援するということを定めています。 例えば認められた研修であれば、会社が受講料の一定額負担したり、書籍等の購入を会社が一定額負担するという制度整えています。 大学のキャンパスで卓上の空論の勉強ではなく、真の経営者となるべくラボラトリー(実験室)が株式会社いせんでもあります。 |
年間宿泊数 | 年間宿泊者数は8000名 (海外からの来訪者は約1200名)
レストランには30,000名のお客様が利用者いたします。 来訪者とのコミュニケーションのほとんどは英会話です。 |