●自動車部品の製造
自動車のシートを前後させるために必要なスライドレールの部品や
シートの角度を調整するリクライニング部品などを製造しています。
●金型の設計・製作
プレス部品を製造するための金型の設計から製作、さらに販売も行っています。
※試作から金型設計、金型製作、プレス加工、スポット・アーク溶接
アッセンブリ(組付)まで一貫して生産できる体制を整えていることが
大きな強みになっています。
当社では金属製の自動車部品の製造・組付と、金属プレス部品を製造するための金型の設計・製造を行っています。主力部品は、自動車のシートのサイドフレームやシートレール、シートロックなどです。当社で製造したこれらの製品は、日本のほとんどの自動車メーカーの多くの車に使われているのです。これらの製品は、自動車に乗っている人の安全を守る重要保安部品となっており、こうした重要な部品を生産できるのも、当社の製品の品質や製造する技術力が高く評価されているからに他なりません。最近では納入先の大手企業と一緒に新しい部品の共同開発にも積極的に取り組んでいます。
組立部門では、高い品質の製品を効率的に組み立てたり、溶接を行うために、自動化を推進しています。こうした自動化ラインや自動化機器は、機械メーカーの汎用品を購入して使うのではなく、自社で求めるスペックを実現するために、技術部門の技術者が自分たちで考えて、設計を行い、オリジナルの生産設備を作り上げています。しかも、ハードだけで無く、自動化設備を制御したり、検査を自動的に行うソフトウェアの開発からデバッグまでも自社で一貫して行っています。こうした技術やノウハウを持つことが、品質面やコスト面で他社との差別化につながっているのです。この分野でも皆さんに活躍して欲しいと期待しています。
土日の完全週休2日制で、GW・お盆・年末年始は9日程度の長期連休と、休日はたっぷり。工場内は冷暖房完備で、安全で働きやすい環境の整備にも力を入れています。また、従業員は180名ですから、全員の顔と名前が一致するくらいの規模。とてもアットホームな社風です。社員が「ここを改善したい」という意見を出せる提案制度があることに加え、「こうしたい!」という意見があれば上司や経営トップに提案することも可能です。「こういう社内行事をしましょうとか、同好会を作りましょうという提案があれば大歓迎。会社もお金を援助しますよ」と杉村専務も言っています。やる気のある人にとっては、チャンスの多い会社と言えるでしょう。
事業内容 | 精密順送金型の設計・製作
自動車部品のプレス加工・組立 |
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設立 | 昭和32年7月1日
※60年を超える歴史があります! |
資本金 | 2000万円 |
従業員数 | 180名 |
売上高 | 55億円(2018年6月期実績) |
代表者 | 代表取締役 杉村和賢 |
事業所 | 本社/三重県四日市市伊坂町1633-11
金型工場/三重県四日市市伊坂町1633-11 プレス工場/三重県四日市市黄金町5 第三工場/三重県四日市市黄金町45 |
沿革 | 1904(明治37)年 創業。三代にわたって製網(漁網)機の製造を行う
1957(昭和32)年 有限会社杉村製作所として新発足 1964(昭和39)年 四日市機械金属工業団地へ移転 精密順送金型の製作及びプレス加工事業へ参入 1966(昭和41)年 株式会社杉村製作所に組織変更 1977(昭和52)年 工業団地内にプレス専用工場完成 1984(昭和59)年 工業団地内に第3工場完成 1990(平成02)年 四日市市伊坂町に総合事務等及び本社組立工場完成 1995(平成07)年 プレス成形金型装置の特許取得(特許 第2085950号) 1996(平成08)年 本社工場敷地内に金型棟及び福利厚生棟完成 2003(平成15)年 AIDA PMX-1200(大型プレス機)を導入 2004(平成16)年 ティア1メーカーへゲストエンジニアを派遣 シートロックの共同開発に着手 2007(平成19)年 ISO9001認証を取得、会社設立50周年 2010(平成22)年 Feintool GKP-F250(ファインブランキングプレス)導入 2013(平成25)年 AIDA UL6000(精密成形プレス)導入 2017(平成29)年 会社設立60周年 |
主な取引先(五十音順) | アイシン辰栄株式会社
株式会社今仙電機製作所 株式会社協豊製作所 シロキ工業株式会社 テイ・エステック株式会社 トヨタ車体精工株式会社 トヨタ紡織株式会社 株式会社ハイレックスコーポレーション |
シート部品は、自動車が変わっても、必要な製品です。 | 当社の主力製品は、サイドフレームやシートレール、
ロック、TIP UP LOCK COMPといったシート部品です。 自動車が電気自動車になったり、自動運転の技術が進んでも、 シートが無くなることはありません。 むしろ快適な居住空間を実現するために、 シートの重要性はますます高くなっていくでしょう。 そこで、当社は製品を納入する大手企業と共同で、 未来の自動車に搭載される新しいシート部品の 開発にも取り組んでいます。 |
高い品質を実現しています。 | 当社が生産している製品の多くが、
人の命を守る「重要保安部品」です。 もし不具合品を出してしまうと、 自動車に乗っている人の生命を左右することもあります。 だからこそ、高い品質の製品を生産できるように 全社を上げて取り組んでいます。 また、快適性も重要になっていますので、 TIP UP LOCK COMPなどでは、 少しでもガタつきがあったり、 異音がしないように製品の品質検査は充分注意して行っています。 |
新しい生産設備を導入しています。 | 最近は通常の鉄板ではなく、
軽量化を実現するためにより強度を高めた高張力鋼板や 通常より厚い鋼板をプレスする要望が出ています。 こうしたお客様のご要望にお応えするために、 小型プレス機から大型/精密プレス機まで 様々なプレス機をラインナップし、 難加工技術の開発にも力を入れています。 |
試作から金型設計・製作、プレス加工、スポット・アーク溶接、アッセンブリまで一貫して対応できます。 | 当社の強みは、単に生産するだけでなく、
試作から、高い品質でプレス加工を行うための金型設計・製作、 プレス加工、金属部品を組み付けるスポット・アーク溶接、 アッセンブリまで、一貫して対応できる体制を整えていることです。 これが、ティアワンと呼ばれる大手自動車部品メーカー各社と 取引をしていただける理由です。 |
金型を設計・製作し、自社内でのプレス加工はもちろん、お客様にも販売しています。 | 自社製品のプレス加工に必要な金型を設計・製作しているのはもちろん、
その技術を応用して、国内外の様々な企業に販売しています。 金型サイズ3000mm×1400mmまで、 様々なお客様のご要望にお応えできる製造設備を持ち、 高精度を維持管理できるメンテナンス体制を整えていることも、 当社の強みです。 |