★☆うどんスペシャリスト☆★
本社を構えるのは、讃岐うどんの本場・香川県。さぬきうどん用“ハイブリッド”小麦粉、県産小麦を使った小麦粉「さぬきの夢」をはじめとする、「明確な食感特性」を持つ小麦粉を全国に販売。近年 関東の多くの有名店にも採用されシェアを拡大しています。又、次世代のパン・菓子用小麦粉の開発も進めており、「健康機能性の小麦粉」を開発、事業領域を拡大しています。
テレビ番組で紹介された当社の「さぬきの夢」小麦粉の開発、食品産業技術功労賞を受賞したさぬきうどん用「ハイブリッド小麦粉」等、優れた食感特性を持つ新コンセプトの小麦粉製品を開発し、全国販売しています。又、東京の有名ラーメン店主とのコラボ、神戸のフランス菓子店のシェフとのレシピ本の共同出版など、新しい取組みで幅広い食品分野に進出し高い収益を確保しています。その他、日本で初めてポリフェノールに着目した健康機能性の小麦粉体「ぎゅっとポリフェ」、アスリート向けの「マッスル麺」など固有の機能を持つ小麦粉・ミックス粉を次々に開発し、台湾にも小麦粉を輸出するなど事業領域を拡大しています。
『さぬきうどんタイムカプセル』は、「食べて知る、さぬきうどんの歴史と未来」をテーマにした一般消費者向けのイベントです。2007年から毎年開催しており、大正時代の石臼挽きを再現して打った「大正うどん」と開発中の最新製粉技術で作った「近未来うどん」の食べ比べを実施しています。毎年、約1200人の方にご来場いただき、讃岐うどん文化の「今」と「昔」を感じることができるイベントとして多くのメディアに取り上げられています。讃岐うどんは時代と共に食感・食味が変化しています。変化があるところに可能性あり。当社では、過去・現在・未来をつなげて、次世代の麺の世界を創る挑戦を続けていきます。
小麦粉は"魔法粉(マジックパウダー)"。パン・麺・菓子・天ぷら/お好み焼きなど総菜、そしてフライなど冷凍食品。それぞれの食品に求められる独特の食感(フンワリ、サクサク、パリパリ、もちもち、しっとり)・食味を小麦から創り出すのが私たちの仕事。わずか7mm程度の小麦粒の内部の胚乳部を、コンピュータ制御した製粉工程で約55の部位に分解した後、抽出・調合して小麦粉製品に仕上げます。又近年、ポリフェノールに着目した抗酸化機能の高い小麦粉体を開発し、四国産業技術大賞や食品産業技術賞を頂きました。「美味しさ」と「健康機能性」の両立。未知の新しい「食」の世界を私たちと一緒に開拓しませんか?
事業内容 | ■製粉業
小麦粉、ふすまの開発 ・製造・販売・ミックス(惣菜、製菓・製パン用等)の開発・製造・販売 ■倉庫業(倉庫証券発行倉庫) |
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設立 | 1950年3月24日 |
資本金 | 4000万円 |
従業員数 | 非公開 |
売上高 | 非公開 |
代表者 | 代表取締役社長 吉原 良一 |
事業所 | 【本社・製粉工場】
〒762-0012 香川県坂出市林田町4285-152 【中央埠頭サイロ】 〒762-0002 香川県坂出市入船町1-6-15 【林田倉庫】 〒762-0012 香川県坂出市林田町4285-195 |
企業理念 | 吉原食糧は、人々の健康の促進と、美味しく安心して食することができる豊かな生活を一層高めるために常に新しい価値を創造し社会に提供していきます。 |
経営姿勢 | (1)お客様と一体化し、終始誠実に努力を重ね、お客様の目的を共に達成します。(Synergy effect with our customers)
(2)感度とスピードをもって、時代に適合していきます。 (3)オープンで公正な経営、地域と連帯し社会性の高い経営を目指します。 (4)個が才能を発揮できる機会を創出し、自発性が活きる組織作りを目指します。 そして働く人たちがお互いをプロフェッショナルと認め、磨きあう「和」と「活力」のある経営を目指します。 |
物産展にも積極的に出店 | 東京・大阪・九州など、全国各地の産業展に積極的に出店しています。香川の味を全国へ普及させる取り組みに積極的です。 |
店舗の繁盛をサポート | 小麦粉の開発だけでなく、うどん店やラーメン店などをサポートする業務も行っています。経営情報の提供、手打ち・製麺技術のサポート、ユーザー専用の小麦粉の開発、繁盛のためのアドバイスなども行っています。 |
沿革 | 1902(明治35)年
生業として坂出市に精麦工場を開設。京阪神・山陰・東海道・北海道、 又、国策に沿って朝鮮へも移出販売開始。 1940(昭和15)年 精麦工場は農林省指定工場として精麦能力は250馬力、特に陸軍糧抹廠並びに呉海軍軍需部、航空隊の指定工場として押麦を納入。当時燻蒸可能倉庫5棟680坪は戦争中は海軍の指定倉庫として、戦後は農林省指定倉庫として保管管理にあたる。 1947(昭和22)年 3月 坂出市青葉町7番37号に製粉工場を設立し農林省指定委託加工工場として小麦粉・ふすまを生産。(日産28t) 1950(昭和25)年 3月 法人組織とし、有限会社吉原精麦所を設立。 1966(昭和41)年 6月 中央埠頭用地に撒麦保管倉庫(保管能力計2,400t)を建設。 1969(昭和44)年 4月 製粉工場を坂出市富士見町1丁目10番15号に移転。設備能力113t。 1969(昭和44)年 6月 中央埠頭用地に貯蔵そう倉庫(サイロ)5基、保管能力計2,200tを建設。 1972(昭和47)年 4月 坂出サイロ事業協同組合設立に参加。 1975(昭和50)年 3月 資本金を4,000万円に増資。 1975(昭和50)年 10月 中央埠頭用地に貯蔵そう倉庫(サイロ)18基、保管能力計7,470tを建設。 1981(昭和56)年 3月 坂出市より林田埠頭の背後地に工場用地(5,000m2)の譲渡を受ける。 1983(昭和58)年 6月 林田サイロ事業協同組合設立に参加。 1984(昭和59)年 2月 製粉工場。附属サイロの起工式。 1985(昭和60)年 7月 製粉工場竣工、移転。生産能力154.3t/日 1991(平成3)年 6月 吉原食糧株式会社に組織変更。 1998(平成10)年 11月 第20回 食品産業優良企業等 表彰事業 (農林水産省食品流通局)を受賞。「県産小麦を使って讃岐うどんの品質向上につながる麺用粉を開発。優良小麦品種の開発に取り組んだ功績による表彰」 1998(平成10)年 12月 欧州より石臼機を導入。香川県産・北海道産小麦の石臼挽き小麦粉を発売開始。 1999(平成11)年 5月 さぬきの夢2000小麦の開発プロジェクトに参加。 2004(平成16)年 6月 工場制御システムを、 (1) 品質安定 (2) 高機能(複数小麦粉の高精度ミキシング・切替運転の原料別自動処理化など) (3) 高効率(予約精選・自動タンク切替システム等)を実現するためリプレースを行った。 新・光ファイバーリンクにバージョンアップし、多品種生産と品質安定を同時に実現するシステム化を図った。 2004(平成16)年 7月 NHK番組「プロジェクトX」にさぬきの夢2000小麦開発が取り上げられ、吉原良一(当時:専務)が出演、当社の製粉技術開発の取り組みについて番組で紹介された。又、NHK出版から「プロジェクトX 挑戦者たち(25)~勝利への疾走~「さぬきうどん 至高のうまさとは」(ISBN4-14-080886-1)が出版され、当社の取り組みや県産小麦に関する考え方が紹介された。 2006(平成18)年10月 変化する讃岐うどんの嗜好性に対応するべく、新しい製粉加工による「讃岐プレミアム・オリジナル」を開発。 2007(平成19)年5月 オーストラリア産小麦と香川県産小麦「さぬきの夢2000」の両者の優れた特性を融合した新コンセプトの”ハイブリッド小麦粉「讃岐プレミアム」”を発表。当社が、提案・提供させて頂いた讃岐プレミアムで作った讃岐うどん(他社生産)が、2007年モンドセレクションにおいて最高金賞を受賞した。 2008(平成20)年11月 当社のさぬきうどん用小麦粉製品である、「ハイブリッド小麦粉シリーズ:讃岐プレミアム、白鳳など」が、2008年度 食品産業技術功労賞(食品産業新聞社)を受賞致した。 2009(平成21)年6月 代表取締役 吉原良一が「だから、さぬきうどんは旨い」(旭屋出版(株))を出版。今まで、書かれることのなかった「さぬきうどんの素顔」を原料小麦・小麦粉供給の立場から紹介。戦後のさぬきうどんの実際を、豊富なデータや関係者の話から実証しながら明らかにした。またASW(豪州産小麦)についても詳しく説明。さぬきうどん手打ち技術についても詳しく紹介。 2011(平成23年)5月 小麦ポリフェノールを多く含み、抗酸化性の高い小麦粉「ぎゅっとポリフェ」を、香川県産業技術センターと共同開発、販売開始。 2015年(平成27年)9月 「ぎゅっとポリフェ」を更に進化させ、小麦胚芽を加工した「スウィートポリフェ」を開発。甘味度が高く、抗酸化性を一般の小麦粉の約10倍含む、健康機能性を持つ。菓子等の糖類を相当量減らしても甘さとコクのある美味しさが実現可能となった。 |