私たちは、独自技術と開発力で環境保全に貢献しているエンジニアリング企業です。
1949年、造船業の勃興に着目し、船内の生活用水を海水からつくる船舶用造水装置の製造からスタート。
その技術を活かして海水淡水化装置を開発し、海外へと進出しました。
さらに工場排水を減らす蒸発濃縮装置、省エネ性の高い空冷式熱交換器、騒音防止装置、
放射空調システムへと領域を広げつつ地球環境を守る技術の開発に取り組んでいます。
“水を造り、熱を活かし、音を究め、よりよい環境をつくる”。これが、私たちのテーマです。1949(昭和24)年に設立し、「船舶用造水装置」を生み出したことが事業の始まり。海水から真水をつくる技術です。この技術を応用して開発した「陸上用海水淡水化装置」が、当社の大きな転機となりました。中東諸国の求めに応じてプラント建設を行うなかで海外進出が本格化。業界のリーディングカンパニーとなりました。その後、工場排水を減らす「蒸発濃縮装置」、石油精製の冷却水不足を補う「空冷式熱交換器」、騒音問題を解決する「騒音防止装置」、快適な「放射空調システム」と環境保全に役立つ装置を開発。休むことなく技術革新を続けています。
「水」、「熱」、「音」をテーマに、長年にわたって蓄積した技術力とともに、研究施設を持つことが当社の強みです。2005年に開設した『ササクラテクノプラザ』は基礎研究を行う水処理実験室などを持ち、開発の拠点となるほか、お客さまとの共同開発を行いながらニーズを実現するラボラトリー。廃液処理システムや、省エネ型放射空調システムの効果なども体感できるほか、現在研究中の技術を含むコアテクノロジーの紹介なども行っており、技術のショールームとしての役割も果たしています。また、国内でも数少ない音響風洞実験棟を備えた『音響ラボラトリー』では、当社の高性能防音システムをさらに進化させるための研究が続けられています。
当社の歴史は船から始まりました。捕鯨船の海水淡水化装置が原点。そして、中東の国から“人が生きるために水をつくってほしい”と依頼され、陸上用海水淡水化装置を開発。この技術を応用して工場廃水を処理する蒸発濃縮装置や熱交換器が生まれました。船の機関室での労働環境改善を目指した騒音対策製品はISS(国際宇宙ステーション)でも使われています。いずれも、困っているお客さまの声を聴き続け、開発されてきたものです。人を喜ばせたい、驚きや感動を与えたい。斬新なアプローチで「そこに手を付けましたか!」と関心してほしい。そんな開発を目指していますし、同じような思いを持つ方と働きたいですね。 【副社長/笹倉 慎太郎】
事業内容 | <船舶用機器>
○海水淡水化装置 ○熱交換器 ○汚水処理装置 ○油水分離器 など <陸上用機器> ○空冷式熱交換器 ○超低温バタフライ弁 ○ヒートパイプ式冷却ロール など <水処理装置> ○陸上用海水淡水化プラント ○蒸発濃縮装置 など <消音冷熱装置> ○騒音防止装置 ○放射空調システム など 上記機器・装置の開発、設計、製造、販売、アフターフォロー |
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本社郵便番号 | 555-0011 |
本社所在地 | 大阪府大阪市西淀川区竹島4-7-32 |
本社電話番号 | 06-6473-2131 |
設立 | 1949年2月22日 |
資本金 | 22億2,000万円 |
従業員数 | 295名
※2019年3月31日現在 |
売上高 | 195億1,900万円(単独)
※2019年3月31日現在 |
事業所 | <本社>
大阪府大阪市 <東京支社> 東京都中央区 <工場> 竹島工場/大阪府大阪市 歌島工場/大阪府大阪市 小野田工場/山口県山陽小野田市 <研究所> ササクラテクノプラザ/大阪府大阪市 <海外事務所> 中東エンジニアリングセンター(バーレーン) |
業績推移(連結ベース) | 決算期 売上高 受注高 経常利益 (単位:百万円)
―――――――――――――――――――――― 2016年3月 12,932 9,958 179 2017年3月 10,233 9,542 -190 2018年3月 10,709 12,426 -300 |
主要製品及び事業 | 船舶用機器・陸上用海水淡水化プラント・熱交換器・蒸発濃縮装置・騒音防止装置・放射空調システムなど |
関連会社 | 株式会社笹倉サービスセンター(大阪市)
株式会社ササクラ・アルク・エーイー(東京) SASAKURA INTERNATIONAL(H.K.)CO.,LTD. (香港) SASAKURA TAIWAN CO.,LTD. (台湾) SASAKURA SHANGHAI CO.,LTD.(中国) P.T.SASAKURA INDONESIA (インドネシア) SASAKURA MIDDLE EAST COMPANY (サウジアラビア) |
代表者 | 代表取締役社長 笹倉 敏彦
代表取締役副社長 吉居 泰敏 |
取引銀行 | みずほ銀行、三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行 ほか |
沿革 | 1949年2月 株式会社笹倉機械製作所 設立
1951年3月 船舶用造水装置の製造開始 1956年11月 竹島工場(大阪)操業開始 1960年7月 東京事務所(現東京支社)を開設 1962年12月 船舶用油水分離器の製造開始 1963年9月 空冷式熱交換器の製造開始 1966年6月 アラビア石油向け海水淡水化装置(2,300トン/日)を輸出 1966年9月 松島炭鉱池島鉱業所へわが国初の陸上用海水淡水化装置を納入 1967年1月 クウェート国政府から当時世界最大の海水淡水化プラントを受注 1971年5月 逆浸透式水処理装置の製造開始 1971年8月 騒音防止装置の製造開始 1971年12月 船舶用汚水処理装置の製造開始 1972年7月 超低温バタフライ弁の製造開始 1972年8月 香港政庁から当時世界最大の海水淡水化プラントを受注 1972年12月 歌島工場操業開始 1974年7月 小野田工場操業開始 1979年9月 サウジアラビア王国アルジュベールII海水淡水化プラントを受注 1980年6月 ヒートパイプ式熱回収ユニットの製造開始 1983年1月 バーレーン国から世界最大級逆浸透式淡水化プラントを受注 1983年4月 バーレーン支店を開設 1987年4月 濃縮装置の製造開始 電解法オゾン発生装置「オゾンマスター」の製造開始 1987年11月 音響ラボラトリー建設 1988年10月 ヒートパイプ式冷却ロールの製造開始 1992年10月 商号を「株式会社笹倉機械製作所」 から「株式会社ササクラ」に変更 1994年4月 超高層ビル用給排気ユニットの製造開始 1994年12月 大阪証券取引所 市場第2部に株式上場 1995年2月 メタダイン無響室の製造開始 1995年4月 高温集塵機の製造開始 1995年7月 ハーベスト式氷蓄熱システムの製造開始 1998年1月 超低温バタフライ弁のISO-9001の認証取得 1998年11月 船舶用プレート式造水装置「アクアリオ(R)」の製造開始 1999年10月 陸上用海水淡水化装置と空冷式熱交換器のISO-9001の認証取得 2001年1月 全製品を対象にISO-9001の認証取得 2001年12月 エコPETサイレンサー製造開始 2002年9月 ISO-14001環境マネジメントシステムの認証取得 2002年10月 半導体用オゾン水供給装置製造専用クリーン工場完成 サウジアラビアにおける合弁企業設立 2003年11月 VOC汚染水処理装置の製造開始 2004年2月 バーレーン国電水省向け逆浸透膜法淡水化装置を受注 2004年6月 サウジアラビアAPS社を通じサウジアラビア海水淡水化公団(SWCC)よりジェッダ No.4 MSF 海水淡水化プラントリハビリ工事を受注 フッ酸回収装置が優秀環境装置として日本産業機械工業会会長賞を受賞 2004年11月 IMO決議MEPC.107(49)に基づく新型油水分離器の製造開始 2005年8月 LNG船用超低温バタフライバルブの製造販売について(株)中北製作所と業務提携 2005年9月 水・熱に関する総合研究所「ササクラ テクノプラザ」竣工 2005年12月 サウジアラビアAPS社を通じサウジアラビア海水淡水化公団(SWCC)より紅海沿岸六都市にレヒート型海水淡水化装置12基を一括受注 2006年2月 舶用Kシリーズ造水装置、累計出荷台数1万台突破 2006年9月 舶用Kシリーズ造水装置が(社)日本機械学会第1回優秀製品賞を受賞 SAJAHPプロジェクト(NF/RO+MEDハイブリッド海水淡水化装置日本・サウジアラビア共同研究)に参画 2007年11月 三重県亀山市に「カスタマーサービス亀山事務所」を開設 2008年4月 バーレーン国に「中東エンジニアリングセンター」を開設 2011年4月 中国に「日本株式会社 笹倉上海代表処」を開設 2013年7月 大阪証券取引所・東京証券取引所の現物市場統合に伴い東京証券取引所市場第2部に移行 2014年1月 「台彎篠倉貿易股●有限公司」を設立 新型造水装置Xシリーズの販売開始 2014年9月 サウジアラビアAPS社を通じサウジアラビア海水淡水化公団(SWCC)よりアルジュベール フェーズ2 C4 多段フラッシュ型海水淡水化プラントのリハビリ工事を受注 2015年1月 サウジアラビアAPS社を通じサウジアラビア海水淡水化公団(SWCC)より既設シュアイバ フェーズ2 海水淡水化プラントの増設工事を受注 |
URL | http://www.sasakura.co.jp/ |
saiyou@skm.sasakura.co.jp | |
交通機関 | 【大阪本社】JR東西線「加島(かしま)駅」竹島東口 3-イ出口から徒歩5分
なお、JR「新大阪」・「大阪」・「三宮」各駅からは、JR神戸線にご乗車の上、JR「尼崎(あまがさき)」駅にて、JR東西線にお乗換えください。 JR「尼崎」駅から1駅目がJR東西線「加島(かしま)」駅です。 |