株式会社技術評論社

当社は1969年、機械工学の専門出版社として「難しい情報や内容をわかりやすく伝える」ことを理念に掲げてスタート。日本で家庭用コンピュータゲーム機の第1号が発売された1983年には、技術書の発行で培ったノウハウと理工学系の専門性を活かして、時代の要請を捉えたコンピュータマガジン「The BASIC」誌を創刊。以来、今日に至るまで、コンピュータテクノロジー分野ではトップクラスの発行点数・売上を誇り、コンピュータ社会の進展に貢献してきました。世界規模でIT変革が進む今日、スキルアップを目指すユーザーや技術者のための出版社としてさらなる貢献を目指すとともに、専門出版社の強みを活かし、新たな分野の出版にも取り組んでいます。

編集の仕事に求められる能力としては、世間の人々の興味の在処を探り当てるための情報収集能力、そこから本のアイデアを発想できる企画力、著者に原稿を依頼し脱稿まで漕ぎ着けるための交渉力・サポート力、最適な形に本を仕上げることのできる実務能力・注意力などが挙げられます。日頃から未知の情報を収集し、自分なりに整理し、自身の大切な抽斗として活用していくことのできる人、その抽斗から新たなアイデアを次々と掴み出すことのできる人などが編集者には向いています。また、編集の仕事＝自席での事務作業ではありません。なんといっても対人の仕事です。誰とでも気軽に話せるコミュニケーション能力の高さは編集の仕事には不可欠です。

最近、社会人の間でも、プログラミングを習得しようと言う機運が生まれています。また国も理系学生を増やし、日本が再び技術力で世界に圧倒的な差を付けることを目指しています。以前にも増して科学的・数学的な知識や思考力が求められている現在、私たちは常に「わかりやすく伝えたい」という思いを強く抱いて、様々な出版物を発行しています。私たちは、この思いに共感してくれる「本が好きで、話好きな人」を求めています。電子書籍など新しいものにも積極的に関与していきたいというような強い意欲を持った方、現在は紙から電子へというメディアの転換期でもありますので、それにも対応できる柔軟な思考力の持ち主の方をお待ちしております。