これが私の仕事 |
機械と手作業の融合による仏具位牌の加工。 私の仕事は仏具位牌の木地加工、および自動加工機開発です。主にCNC工作機を用いての加工プログラムの作製からオペレーション、ワークの切出しに至るまでを行っています。今日の仏具位牌製造は変革の過渡期にあります。伝統的な製法にのみ頼るのではなく、様々な最新技術を用いての生産方法を確立していく必要に迫られています。普段はNC加工機のオペレーターをすることが多いのですが、場合によっては治具の設計も自分で行います。また最近では、世界的な自動化・AI化の流れもあり、仏具位牌の自動加工機の開発にも携わっています。この仕事の面白い所は、3DCADによる設計、プログラミング、機械開発、NCオペレーション、そして手作業による木工加工に至るまで、やる気と探求心さえあれば全てに関われるところだと思います。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
苦手ジャンルこそ最大の武器。ダイヤモンドは泥水の中にある。 最も苦手なものを2つ克服したことです。1つは営業。もう1つはNCプログラムです。私は4年間美術系大学で絵の勉強をしていました。最も好きな瞬間は何かを黙々と作っている時。なので、対人折衝は得意ではありません。それが入社後は意図せず営業へ配属。慣れない営業を4年間務める中で、対人折衝の緩急、コツのようなものを掴んだ気がします。そこから念願かなってモノづくりの現場に移動したのですが、今度は慣れないプログラムや計算。加工の仕事は美術作品制作とは違い、計算が命です。そして私は根っからの文系。はじめは四苦八苦しましたが克服するヒントは好きなものの中にありました。作品制作に熱中する集中力は苦手なものにも使えます。辛い時期を超えて苦手を克服した瞬間、苦手だったものはダイヤモンドへ姿を変えました。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
たのしそうだったから! 「豊かな心をつくる」。弊社が経営理念としている言葉です。「豊か」とは含みのある言葉ですが、私は日々を楽しく過ごすことが豊かな心を作る一歩だと思っています。そしてこの会社は圧倒的に楽しそうだったというのが入社の決め手です。まず目に見えない心や祈りという部分。そもそも形がないので自分たちで解釈していくしかありません。普通の会社ではなかなか考えることもない部分ですが、心という領域に真正面からぶつかれるのはこの会社ならではです。豊かな心を持った個性的な人たちが働いていて、その人たちが仏壇・仏具・位牌を作っている。そしてそれぞれの個性が共存している。皆が多様な価値観を持って生きる現代。そんな弊社の雰囲気や理念はとても魅力的だと思います。 |
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これまでのキャリア |
2010年4月入社。半年間の研修後、販売店支援室(営業)へ配属。首都圏エリア担当として4年間従事。その後生産の現場へ移動し、現在の第一事業部加工(位牌仏具の木地加工)にて4年半在籍。 |