霧島ホールディングス株式会社・霧島酒造株式会社

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業種	食品
本社	宮崎

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先輩社員

酒質開発本部　研究開発部
藤田　剛嗣（33歳）

【出身】岡山大学大学院自然科学研究科卒
【年収】非公開

これが私の仕事	焼酎造りに必要な、微生物から米や芋などの原料まで幅広く研究しています。新商品開発や原料の安定確保のため、研究室だけでなく実際にほ場（作物を栽培する畑）に出て仕事をしています。弊社が使用しているサツマイモは南九州産１００％ですが、過去にサツマイモの不作により十分に焼酎を製造することができず、商品が不足してお客様にご迷惑をおかけしました。農作物の出来は天候に左右されるため対策を立てることが難しいのが現状ですが、サツマイモの栽培方法やほ場環境の測定など、弊社製造部門の原料担当と協力して、国や県の研究機関、大学、農家の方と研究を始めています。そのため、応用微生物学や分子生物学、作物学などの知識だけでなく、たくさんの方とのつながりを大切にして、充実した毎日を送っています。

だからこの仕事が好き！一番うれしかったことにまつわるエピソード	時間をかけて得られた成果が商品に活かされる喜び焼酎の酒質は、原料、麹、酵母、蒸留、貯蔵など、それぞれのファクターが大きく寄与します。そのため、商品開発にはファクターの相互関係を念頭に進めなければなりません。また、研究室では、工場の約１／８０００のスケールで実際に焼酎を仕込んで酒質を確認しています。仕込みを開始してから酒質の確認ができるまで約２５日かかるため根気のいる仕事ですが、自分のイメージ通りの酒質ができたときの喜びはひとしおです。そのような過程を経て、自分が選抜した酵母で醸した焼酎が商品にブレンドされ全国のお客様に楽しんでいただけると、次のテーマのモチベーションにつながります。

ズバリ！私がこの会社を選んだ理由ここが好き	工場で実際にできあがった焼酎を見て感動したこと。もともと研究職を希望しており、大学では醸造学とは程遠い分野が専門だったので、弊社を受けた理由は、なんとなく、お酒の中で「霧島」が一番好きだったことでした。しかし、説明会にて、実際に工場の中に入って焼酎の製造工程を見学したとき、様々な工程を経てタンクの中に湧き出てくるできあがったばかりの焼酎を見て、その香りやキレイさに感動したのを覚えています。説明会終了後に「霧島」を飲みながら、飲むだけでなく焼酎造りや商品開発に関わるのが面白いと思い、研究職では受からないかもしれませんでしたが、可能性を信じて採用試験を受けようと決めました。

これまでのキャリア	研究開発（3年間）→企画室（2年間）→研究開発（現職・今年の4月で６年目）

この仕事のポイント

	応用研究・技術開発
	生活にプラスアルファな喜びや潤いを提供していく仕事
	忍耐力と集中力が必要な仕事
	その道のプロと呼ばれる人と一緒に進める仕事
	客観的に整理・分析する能力が身につく仕事
	大勢の人と協力しながら進めるのが好きな人向きの仕事

先輩からの就職活動アドバイス!

研究開発業務に携わる上で、お客様の「ニーズ」と「満足」に応えていくことが重要だと考えています。就職活動においても、同じではないでしょうか。採用企業は自分に何を望んでいるのか、自分は採用企業に対しどのような貢献ができるのか、そのために自分には何が必要なのか、企業研究や自己分析などを通して掘り下げます。非常に難しいことかもしれませんが、採用企業と後輩の皆さんの満足が合致することで、入社後もお互いによい結果が生まれてくると思います。