2019年に創業60周年を迎えた株式会社ポリコールは、マスターバッチと呼ばれるプラスチック着色剤の開発・製造・販売を行っている会社です。ペレット状に加工されているマスターバッチは樹脂と混ぜ合わせて用いられ、飲料をはじめ乳製品、化粧品の包材を中心に自動車パーツや家電、医療機器、フィルムなどで幅広く利用されています。
1959年設立の株式会社ポリコールは、国内におけるプラスチック用着色剤・機能材のパイオニア的存在として事業を展開してきました。当社の着色剤は食品トレイ、化粧品などの各種容器を中心に、自動車パーツ、家電、医療機器、フィルムなど、私たちの身の回りのいたるところで利用されています。ペレット状の着色剤であるマスターバッチは、卓越した取扱い性・現場作業性・清掃性・分散性・色再現性を高次元で可能にする当社の主力製品で、耐候・帯電防止・抗菌などさまざまな機能性を持たせることで顧客のニーズに応えています。私たちは「着色」というジャンルの開拓者として、これからも未知の可能性にチャレンジし続けていきます。
プラスチックの着色において、樹脂の種類、成型方法、成型温度、耐候性などの諸条件をクリアし、顧客が求める色を確実・安定的に再現するのはとても難しいことです。それと同時に人間の体内に入ったり、触れたりすることもあるため、有害物質が含まれないなど地球環境にやさしくあることも欠かせません。ポリコールの調色技術は、プラスチック製食品用器具などを安全に使用していただくための業界自主基準であるポリオレフィン等衛生協議会に登録されており、ダイオキシン発生・ 重金属・発がん性物質などの環境負荷物質を含まない安価で安全な着色剤として長年にわたり多くのお客さまの信頼をいただいています。
安定的な経営で事業拡大を続けるポリコールでは、新たな人材の採用・育成に力を入れるとともに、働きやすい環境の整備に力を入れています。20代~50代の幅広い社員が活躍している社内は風通しが良く、わからないことなども相談しやすい雰囲気があります。また、年間休日123日や年末年始、夏季休暇などの必ずとれる長期休みも年に数回あるので、プライベートを充実させることも可能。当社では、仕事を充実させるためには、オンとオフのメリハリをつけた働き方が大切だと考えています。定着率も高いので、腰を据えて長く働きたい方が頑張りやすい職場です。社員のチャレンジを応援するポリコールで、技術者として成長してみませんか?
事業内容 | プラスチック着色剤の開発・製造・販売 |
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設立 | 1959年12月 |
資本金 | 4,500万円 (授権資本金)、4,000万円 (払込資本金) |
従業員数 | 107名 |
代表者 | 代表取締役社長:坊坂 展章 |
事業所 | 本社・東京営業部
東京都千代田区神田須田町2-9宮川ビル6階 岩槻工場 埼玉県さいたま市岩槻区柏崎135 大阪支店・工場 大阪府東大阪市川俣3-2-39 |
沿革 | 1959年6月 千葉県市川市に実験工場を完成し、プラスチック用着色剤の基礎研究に着手
1959年12月 基礎研究を完了、事業化の確信を得てポリコール興業株式会社(資本金100万円)を設置 1961年3月 市場の好評を得て需要急増、生産を上回ったため、千葉県船橋に分工場を設立 1961年11月 資本金を500万円に増額 1962年1月 大阪市北区に大阪営業所を設置 1963年2月 東京都内の拡販並びにアフターサービスの徹底を計るため、足立区に北営業所を設置、資本金を750万円に増資して岩槻工場の建設に着手 1964年12月 岩槻工場完成、資本金を1,800万円に増額 1965年2月 営業部を文京区本駒込に移転、北営業所を吸合 1966年3月 岩槻第二工場(さいたま市岩槻区柏崎)完成 1966年4月 本社を中央区本石町より千代田区神田鍛治町に移転 1969年5月 業務拡大のため、本社並びに営業部を千代田区神田神保町に集結 1969年10月 大阪工場を東大阪市菱屋東に移転、操業開始 1971年4月 資本金を4,000万円に増額 1976年5月 サービス向上のため、大阪営業所と工場の一体化を計り、全営業所を東大阪市菱屋に集結 2018年11月 岩槻工場増設工事完了、機能性マスターバッチ拡販を目的とした技術開発棟竣工 2019年10月 株式会社ポリコールに商号変更、本社をさいたま市岩槻区柏崎より千代田区神田須田町に移転 |
売上高 | 38億5000万円(2019年12月実績) |