業種 |
通信
広告/インターネット関連/ソフトウェア/人材サービス(人材紹介・人材派遣) |
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本社 |
東京
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当社は1991年の設立以来、
主にフィリピンとの関わりを持って事業を展開してきました。
国際電話の代理店事業から始めたビジネスは、
職業紹介を始めとした在日フィリピン人の生活支援サービス、医療関連事業などへと多角化。
最近は、フィリピンでの国際回線サービスと法人向けインターネットサービスを柱に成長しています。
2018年6月には、東証マザーズ市場への上場を果たし、東証1部上場も視野に入れています。
当社が日本と両軸でビジネスを展開するフィリピンは人口約1億人。平均年齢24歳、GDPの伸びは毎年6%以上…と、日本とは異次元の成長市場が広がっています。2015年、当社はフィリピンの現地法人InfiniVAN社を子会社化。翌年、同社が国内通信事業者の認可を受けたことでフィリピン国内の通信事業をスタートさせました。現在のフィリピンは高い成長力に対して通信インフラは極めて脆弱。そこにビジネスチャンスがあると考えています。当社の日本:フィリピンの売上比は現在6:4ながら、利益では3:7。今後はフィリピンのウェイトがますます高まっていくでしょう。「日本品質」のサービスでフィリピンに確かな通信インフラを築く…私たちの挑戦です。
創業から28年。その道のりは決して平坦ではありませんでした。特に技術・市場の進化が急速で国の許認可も必要な通信事業において、現在の基盤を築くまでには数多くの試行錯誤がありました。当社は通信事業を中核としながら在日フィリピン人に職業紹介等の生活支援サービスを提供したり、フィリピンでは医療事業も展開しています。これらはすべて私たちが丹念に市場のニーズを拾い、お客様が求めるサービスをビジネスに仕立ててきたものです。失敗を恐れず「社内起業」を繰り返し、スピーディにビジネスの新陳代謝を図ることで、当社は国際的なビジネス環境の変化に対応してきたのです。それが当社のDNA…自らを「通信商社」と呼ぶゆえんです。
当社の基本戦略は「選択と集中」。具体的には【「メトロ・マニラ」と呼ばれる都心部にビジネスを特化する】【最寄りのアクセスポイントから顧客に接続する「ラストワンマイル」に徹する】といった効率的な事業運営です。私たちはこうした戦略を「日本の通信自由化」で学びました。そこで通信事業の将来性を確信し、事業運営のノウハウを体得しました。そして日本で起業し、未整備だったフィリピンの通信市場を切り拓いてきました。その過程で得た人脈、信頼、実績…。それが当社の優位性です。InfiniVAN社がフィリピンの通信事業免許を取得できたのもそうした背景があったからこそ。2018年には東証マザーズに上場。成長の基盤は固まりました。
事業内容 | ●海外通信事業
フィリピンと香港や北米、日本、シンガポールを結ぶ国際通信回線(データ通信回線)を取得し、フィリピン国内のケーブルテレビ事業者向けに提供しています。 ●国内通信事業 コールセンター向けのソリューション提供をはじめ、秒課金サービス、付加価値サービスなどの様々な通信サービスを販売しています。 ●国際人材事業 在日フィリピン人の方を中心に介護・医療施設様をはじめ、様々な企業様へ人材紹介および人材派遣をしています。また、企業様と求職者とのマッチングの場を提供するイベントを企画・開催しているほか、外国語新聞などの発行および広告取扱など幅広い生活支援サービスを行っています。 以下はグループ内の子会社による事業です。 ○フィリピン国内通信事業 フィリピン・マニラ首都圏地域で、InfiniVAN社による法人向けインターネット接続サービスを提供しています。 ○医療・美容事業 フィリピン国内で、美容外科と近視矯正手術(レーシック)に特化したクリニックを運営しています。 |
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設立 | 1991(平成3)年10月 |
資本金 | 10億5224万2000円 ※2019年1月1日現在 |
従業員数 | 53名(IPSグループ総勢239名) ※2018年9月末現在 |
売上高 | 53億2754万円(2018年3月期)<連結>
41億6036万円(2017年3月期)<連結> 35億9022円(2016年3月期)<連結> |
代表者 | 代表取締役 宮下 幸治 |
事業所 | <国内>
本社/東京都中央区築地4-1-1 東劇ビル8階 ネットワークセンター/東京都江東区深川(ISO/IEC 27001:2013 JP17/080444審査登録済) <海外> KeySquare, Inc. (フィリピン マニラ オルティガス地区) 【フィリピン グローバルBPO】 http://key-sq.com/ InfiniVAN, Inc. (フィリピン マニラ首都圏地域マカティ市) 【フィリピンでの国内通信事業】 http://infinivan.com/ Shinagawa Lasik & Aesthetics Center Corporation 【美容外科と近視矯正手術(レーシック)に特化したクリニックを運営】 https://ipsism.co.jp/shinagawa-ph/ |
上場 | 2018年6月 東証マザーズ上場 証券コード(4390)
https://ipsism.co.jp/ir/ |
主要取引先 | KDDI
Level3 Telekom Malaysia NTTコミュニケーションズほか国内外の通信事業者 SOMPOケアメッセージ ツクイ オリックス・ファシリティーズ 阪急阪神ビルマネジメント 等 <敬称略・順不同> |
企業理念 ~OPEN DOOR~ | 【日本で、世界で、まだ突破できていない障壁に立ち向かい、あるべき社会へ新たな扉を】
いま世の中を見渡せば、先入観や偏見、あるいは旧態依然とした慣習に囚われて、あるべき社会の実現を阻んでいる障壁がまだまだたくさんあります。たとえば、グローバル化がいっそう進展するいまの時代において、日本で働く外国人は本当に自分の能力を存分に発揮できているだろうか。あるいは、さまざまな産業において、その業界特有の理不尽なルールがまかり通り、人々が本来享受できるサービスが損なわれているのではないか。私たちIPSは、そうした社会にとっての障壁に新たな事業機会を見出し、創意工夫でそれを突破する事業を創造することで、ここまで大きく発展を遂げてきました。 振り返ると、私たちは人々の生活に密着したインフラに近い領域で、他の企業であればおそらく躊躇するような事業にも積極果敢に挑み、多くの人々に喜んでいただけるようなサービスを創り、市場を切り拓いてきました。私たちの飽くなき挑戦によって、ほんの小さなマーケットが飛躍的に大きくなり、従来の産業構造を変えたケースも少なくありません。 人々が本当に豊かに暮らせる社会の実現に向けて、それを妨げている壁にドアを創って開け放ち、新たな価値をもたらす事業に挑むことを自らの社会的使命と捉え、世界を舞台にこれからも果敢なチャレンジを繰り広げていきます。 |
なぜ、フィリピンをビジネスフィールドにしたのか? | きっかけは「たまたま」と言っていいかも知れません。当社は28年前、国際電話の代理店としてスタートしました。その時に営業対象としてターゲティングしたのが在日外国人の方々。当時、日本にいた外国人のほぼ8割を占めていた中国・韓国・ブラジル・フィリピン人の人たちでした。そこに対して私たちは、国際電話契約の案内をして回りました。しかし、フィリピン人以外のマーケットにはすでに強力なライバルがいてなかなかうまくいかなかった。結果として私たちの主要顧客となってくださったのが当時約20万人いると言われていた在日フィリピン人の方々だったというわけです。
それから私たちは彼(彼女)らのニーズを探り、そのニーズに応えるサービスを提供していきました。その中で生まれたのが職業紹介であったり、母国語新聞の発刊であったり、在日フィリピン人のみなさんの日本での暮らしを支援するサービス事業でした。そうした中で、私たちはフィリピンという国そのものに思い入れや愛着を深めていき、「日本とフィリピンの架け橋をなるビジネスをやっていこう」と方向が定まっていったのです。 そういう意味では、現状のビジネス展開もまだ過渡期。これから「日本とフィリピンの架け橋」としてどんな進化を遂げていくかは未知数です。その可能性を、一緒に拓いていっていただける人材を私たちは求めています。 |