社会福祉法人自立支援協会

【コミュニケーション能力など必要なスキルは多い】
障がい者の自立の主体性を尊重し、広げていくための支援、自立に向けた長い期間の支援、そして、自立を実現した後のより豊かな自分らしい暮らしの実現、そして、最期まで地域で暮らし続けることを実現、これらの支援を実践するためには、一人ひとりのニーズ、スタイル、意図を的確に理解し、行動する事ができる高いコミュニケーション能力が必要になります。また、様々なスキルが必要となります。
しかし、一方で、大学等の在籍期間で、専門的な知識を学んでいなければならいないということでもなく、また、実際に障害者の支援に関わっていなければならないということではありません。

【仕事を通じて経験を積み重ねていくことで可能となる】
利用者によって支援は変わり、また、同じ利用者でも場面によって変わります。そして、人生の歩みに伴って大きく変わっていきます。しかし、心配には及びません。ひとりの利用者の担当する枠（曜日や時間帯・生活場面）がひとりでできるようになるまで現任スタッフによる実地研修がありますし、担当してからも現任スタッフ皆からのチームとしてのサポートがあります。そして、担当する利用者それぞれ(1年4目名前後、2年目以降徐々にその年に担当する利用者は増えますが、時間は無限にあるわけでないので、日常的に担当するのは10名以内です）について同様のサポートがあります。日々の支援の積み重ねを通じて、職員ひとり一人は大きく成長していきます。

【関わり続けること。誰もがありのままに暮らせる社会の実現をめざして、日々の仕事で協力し合うこと】
以上から、私たち職員に必要なこと＝求める人物像・選考基準はおのずと見えてくるかと思いますが、1．相手の立場に立つ資質を一定程度持っていること。2．あとは、すでにある常識・価値観にとらわれることなく、柔軟な発想をもって学び吸収する姿勢。3.そして、それを続けることができる。あるいは、4.当協会の理念への共感。（共感があれば、おのずと続けることができるから。）というところでしょう。
そして、これらのことが、私たち職員に必要な、他の職員の価値観やプライバシーも尊重する資質を有しているということにもなると考えています。