エヌエフホールディングスグループ

ナノレベルの信号から、100ｋ（キロ）VAを超える大電力を扱う技術まで、幅広い領域をカバーしているのが、エヌエフの特長です。微小信号処理で問題となるノイズを排除して、目的信号を忠実に増幅する技術は世界トップクラス。量子コンピュータやMRIなどの医療機器の信号処理をはじめ、最先端の技術開発に使われています。一方、大電力の技術は、脱炭素社会の実現を目指す“次世代電力ネットワーク”の技術開発において実証実験で使われています。グループ内では、新製品開発、要素技術開発、新事業開発など、常にたくさんの開発プロジェクトが進行しており、技術を広げ、深める活動を展開し、社会課題の解決への貢献を目指しています。

エヌエフグループは、「計測制御デバイス関連」「電源パワー制御関連」「環境エネルギー関連」「校正・修理」の4つの事業を柱に、独創的な製品を展開しています。■人工衛星打ち上げ用ロケットH-IIAやイプシロンをはじめ、宇宙向けに高信頼性モジュールのたくさんの実績があります。小惑星探査機 はやぶさ・はやぶさ2にも搭載され、惑星や生命の起源に迫るミッションに同行しました。■微弱な電流を電圧に変換して1T（テラ：10の12乗　＝1兆）倍まで増幅できる電流増幅器は、電子顕微鏡に組み込まれて今まで見えなかった現象を観察できると期待されています。未知の領域への挑戦に、エヌエフの技術が関わっています。

エヌエフは、最新技術を研究していた大学助教授によって「技術を社会で役立てたい」という熱い想いで創業されました。65年経った今も、技術を極めたいとの姿勢と自由な発想を尊重する雰囲気は脈々と受け継がれています。また、当時としては珍しく、創業初期から外国人材を複数採用し、活躍してもらってきましたので、自然に多様さを尊重するスタイルがあります。開発・生産・営業・サービスなどの部門を越えてフランクに交流できる場がたくさんあり、家族も含めて気軽に参加できる手作りの社内ビアパーティなどが開催されています。