社会人と接する最低限のマナー 社会人の心得編

社会人と接する際や、社会人として働く際に求められるマナーには、学生生活ではなかなか意識しないものが多い。初めて社会人の世界に飛び出す人はもちろん、日ごろ、アルバイトなどで社会人と接する機会が多い人も、ぜひここで紹介する最低限のマナーを理解し、再確認してほしい。

  1. 社会人の心得 編
  2. 服装 編
  3. 敬語 編
  4. 電話 編
  5. メール・手紙 編
  6. 立ち居振る舞い 編
  7. 面接 編

【監修】峯陽子先生
約20年の専業主婦の後、金融会社での新規事業立ち上げ社内研修講師などを経て、株式会社人財育成大重塾に入社。企業の会社研修の講師のほか、女性の社会復帰支援、学生へのキャリア育成セミナー・マナー講座なども担当。

ビジネスマナーとして知っておきたい5つの心構え

企業がマナーを重視する理由とは?

ビジネスの現場においては、世代やバックグラウンドが異なる上司や同僚、取引先と一緒に仕事を進めていくため、お互いを理解し、信頼関係を築くことが円滑に仕事を進めるポイントになる。なぜなら、信頼し合った関係であればあるほど、安心して仕事を任せることができるからだ。

信頼関係を構築するためには、密なコミュニケーションを取り、相手を理解することが重要だが、それを助けるのがビジネスマナー。

「ビジネスマナーは、ひとりの大人、社会人として身につけておきたい一般常識がほとんどです。マナーを身につけておくと周りの人とのコミュニケーションが円滑になり信頼につながります。それは、個人だけでなく、その人が所属している企業への評価になります。だからこそ、企業はビジネスマナーを重要視するのです」(峯先生)。

まずは心構えを知ろう

ただし、初めて社会人と接する際には、マナーを意識すればするほどぎこちない行動をしてしまいがち。マナーは「互いに気持ち良く仕事をするための、相手への思いやり」です。まずは、「相手に不快感を与えない」ことが最低限のマナーだと意識して行動してみよう。

そのためにおさえておきたい5つの心構えを紹介するので、ぜひ理解してインターンシップやアルバイトに臨んでほしい。

1.あいさつはハキハキと

あいさつはビジネスの基本マナー

「人とのコミュニケーションは『あいさつに始まり、あいさつで終わる』と言われるほど大切なものです」(峯先生)。

あいさつはビジネスの基本。ハキハキとしたあいさつは、上司や同僚はもちろん、取引先にも安心感を与え、仕事をスムーズに進めるきっかけとなる。

出社時の「おはようございます」というあいさつから、退社時の「お先に失礼いたします」というあいさつまで、場面に合わせて明るく元気にはっきりと、自分からあいさつをしよう。

2.時間を守る

守るのが基本、万一のときは連絡を

「これも人として最低限守りたいルールです。ビジネスにおいて時間を守れない人への信頼はゼロに等しいものです」(峯先生)。

時間を守るのは仕事でもプライベートでも当然のマナー。出社時間はもちろん、会議に出席する際や取引先を訪問する際は、時間に余裕を持って行動しよう。万が一遅れる場合は必ず連絡し、お詫びと理由、そして「○分後に着きます」と到着時間の見込みを具体的な数字で伝えよう。

3.報告・連絡・相談を怠らない

聞かれる前に、自分から働きかけよう

仕事はチームで行うことがほとんど。一人ひとりがメンバーの進捗状況を把握し、フォローし合うことで遅滞・ミスなく仕事を進めることができる。そのために重要になるのが、ビジネスシーンで「ほう・れん・そう」と呼ばれる「報告」「連絡」「相談」だ。

「指示された仕事ができあがったらすぐに指示を受けた人に直接報告するのが原則です。時間がかかるものは中間報告をしてください。不明な点は自分で勝手に判断せず、確認・相談をしましょう。自己判断で対処すると思わぬ失敗を招きかねません。また、困ったこと、失敗したことはすぐに報告・相談して指示を仰ぎましょう。さもなければミスが拡大するばかりです。上司は部下の仕事を一つひとつ細かく見ることはできないので、聞かれる前に自分から進んで上司や同僚に働きかけるようにしましょう」(峯先生)。

無責任な無断欠席は絶対にNG

「ほう・れん・そう」は、社会人になる前から意識しておきたい。予約した説明会や面接にやむを得ない理由で行けなくなった場合、無断欠席は言語道断。自分を待っている企業、その選考にもれたほかの学生のことを思えば、無責任なドタキャンはできないはずだ。

4.丁寧なコミュニケーションを意識する

簡潔にわかりやすく話す

丁寧なコミュニケーションを行うことで信頼が得られ、スムーズに仕事を進めることができる。話をする際は相手を敬う気持ちを忘れずに、敬語や言葉遣いもなるべく間違った表現を使わないようにしよう。

「時間が無制限にあるわけではないので、用件は簡潔に伝えましょう。そのために、話す内容はあらかじめまとめ、自分自身で理解しておくことが重要です。話すときは、まず結論を言い、そのあとに理由、経過の順で話すと明解に伝えられます」(峯先生)。

聴く姿勢も重要

一方、話を聞くときは必ずメモを取ること。わかった気になっても、後から聞きもらしや理解不足に気づくことがあるので、忘れてはいけない情報は必ずメモし、疑問や不明点があればその場で質問しよう。復唱確認することでより正しく理解できる。

『聞く』のではなく『聴く』意識を持つことが重要です」(峯先生)。

5.整理整頓を心がける

書類・情報は必ず整理する

机の上やその周辺など、執務スペースが整っていると、必要なものがすぐに出せ、仕事をスムーズに進められる。また、個人情報保護や機密保持のためにも書類・情報の整理は必要不可欠

「仕事がデキる人の机は整っています。退社前には机の上を整え、書類や情報は会社のルールに従い、厳重に取り扱いましょう。些細なことが大きなトラブルに発展することがあります。定期的に片づけ・清掃を行うことも忘れずに」(峯先生)。

 

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