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物理・数学 物理・数学専攻の就活

よくあるお悩み

大学時代にはかなり勉強に取り組んだし、研究も極めたけれど、
何かモノを作っているわけではないし、
なんとなく自分の専攻をそのまま直結で活かす企業は多くなさそう。
そんなお悩みを持っているのが物理・数学専攻の学生さんに多いです。

研究内容を活かす、ではなく「研究を通して得た力を就職に活かす」と
少し視点を変えてみてはいかがでしょうか。

研究を通して『物事を考える』という力は大変高いものであるはずです。
理論的に物事を考える力とはどの企業でも高く評価されています。

アドバイザーと一緒に軸を探して、ぴったりな求人を紹介してもらおう!

就職活動の進め方

物理専攻の方であれば専攻によって、宇宙業界や半導体、機械メーカー等、
数学専攻の方であれば金融業界を志す方が多いですが、
『考える力を活かす』のであればコンサルやIT業界も一緒に見てみると良いかもしれません。

ただ、いくら頭が良くても面接で伝わらなければ意味がありません。
学生さんからは「研究を一言で説明することが難しい」、
企業からは「話が長い」「話がまわりくどくて結局なにを言いたかったのか」などのお声を頂くことも。
物理・数学専攻の方が陥りやすいので気をつけましょう。

ぜひ面接対策の相談をアドバイザーにしてみよう!

物理・数学 お勧めの仕事選び・キャリアパス

金融専門職判断力や決断力を求められるスペシャリストという仕事に就きたい人向き
研究開発発想力でイノベーションを起こしたい人、生涯勉強を続ける努力をしたい人向き
SEプロジェクトマネジメントに興味があり、技術習得への努力を惜しまない人向き
専攻や経験の活かし方もご相談ください。

物理・数学 ケーススタディ

ケーススタディ
Sさん(男性)
早稲田大学
数学系(修士)

金融工学の専門職に応募し、大手金融会社の最終面接を終えたSさんだが、合否の結果が出る前に辞退の意志を固めていた。その理由は「5回の面接の中で、一度も専攻内容についての質問が無かった。真の自分を理解してくれているとは思えない」というもの。
そこでアドバイザーは近年大手メーカーから分社したソフトウェア開発A社を紹介。
A社は中小規模だが、エンジニアには高等数学の知識が必須で、社内に多くの数学科出身者を抱えている。Sさんの面接で、数学の専門的な内容についてのやりとりがあり、Sさんは「会社の雰囲気が、大学の研究室に良く似ている」と、A社を第一志望と考えるようになった。
企業からの評価もそれまでとは一変、大手金融会社などの面接では「時々、高慢な態度が見られるのが気になる」と言われていたが、A社では「謙虚な姿勢で、好感が持てる」との感想が聞かれ、通常3回ある面接が2回で内定が決まった。

ケーススタディ
Mさん(男性)
富山大学
物理系(学士)

医療関連の財団法人職員に内定。心臓疾患の為に入院、論文の期限に間に合わず、修士への進学の路を一年先延ばしにせざるを得なくなったMさんは、家族と相談の上、就職の可能性を探ることになった。既に大半の企業が採用活動を終えている時期だったため、選択肢は極めて限られていたが、却ってその為に、一般的な就職マッチングでは浮かび上がらなかったであろう財団法人の募集を発見することが出来た。同財団は放射線技師の育成を目的にしており、Mさんは当面、勤務という形態をとりつつ、研修を受けながら資格取得を目指すことになる。
長期入院の経験から、医療技術に興味を持つようになっていたMさん、部分的ながら物理の知識を活かせる同職に大いに満足して、卒業直前となった就職活動を終えたのだった。

ケーススタディ
Yさん(女性)
横浜国立大学
数学系(学士)

人材大手企業の企画職で内定。数学教師の道を考えていたYさんだが、実際に教育実習を赴くと、描いていた理想とかけ離れた現実にショックを受けてしまった。急遽、一般企業への就職の道を探るも、教職以外の仕事について考えて来なかった為に、方向性がなかなか定まらない。アドバイザーと話し合った結果、教員への道は諦めたものの、人を育てることへの興味は尽きたわけではなく、他者の成長を自分の喜びとする性格に変わりがないという軸が見えてきた。数学的才能を最大限に生かす仕事としてIT関連企業への応募も考えられたが、Yさんは働き方へのモチベーションをより重視。人材ビジネス・研修教育関連の事業を行なっている企業を中心に就職活動を行うことを決め、複数の内定の中から、Yさんは人材ビジネスを手がける企業を選択した。

ケーススタディ
Mさん(男性)
京都大学
物理系(修士)

建機・輸送機器リースA社は、これから大手と肩を並べて競争していくに当たり、より精緻な経営指標の分析が必要であると感じていた。1年ほど前から経営室に理数系の深い知識を持つ人材を加えようとキャリア採用の募集を行っていたが、然るべき人材は見つからず、新人の育成へと切り替えようかという社内議論が出ていた。この事実を知ったエージェントからMさんの紹介があり、選考がスタート。社長以下、ほぼ全ての役員と面接を行った。
一部には、社会人経験がないことを懸念する声もあがったが、Mさんが「ビジネスを理解するため、入社から一定期間は現場で働きたい」と自ら申し出たことで、A社は採用を決断。
新卒に本来無関係であったはずの、幹部採用枠での決定となった。

ケーススタディ
Nさん(男性)
立教大学
数学系(修士)

大学では優秀な成績で教授から留学を勧められるが、一方でアマチュアバンドの音楽活動に没頭するという、型に嵌らないキャラクターのNさん。就職活動では、堅苦しい大手企業よりも個性を抑えずにすむ中小企業を志向。将来性のあるキャリアを身につけたいと、ソフト開発会社を中心に応募し、従業員50名という中小ながら成長著しいアプリ開発A社を第一希望としていた。
A社側は、「Nさんの能力については疑問の余地がない」としながらも、ファッションや言動に奔放さが目立つ為、最終的な内定を出すことに躊躇していた。そこで、アドバイザーの提案で、面接という場ではなく、懇親会という形でお互いの本音を話し合う機会を持って貰うことに。
Nさんは自分の発言の真意について丁寧に説明、A社でスキルを磨きたいと訴え、その場で内定をもらうことが出来た。