- 日立ハイテクサイエンスの製品は
どのようなものを計測・分析するのでしょうか?
- 「実に様々です。半導体をはじめ、金属、樹脂やゴム、セラミックス、燃料電池などの先端材料のほか、隕石も含む鉱物や化粧品、細胞などあらゆるものが対象となります。」
- 「TVCMで新商品を見ると、『うちの装置がかかわっているかな』って気になりますよね。」
- 「その感覚すごくわかる。素材が気になる。パソコンやマウスをつなぐケーブルを見ると、『何の素材が使われているかな』?とつい考えてしまう。」
- 「私も気になります。私の場合はスマートフォンのレンズカメラ。当社の装置が使われて研究開発されたものかもしれないと見てしまいますね。日立ハイテクサイエンスあるあるです・笑」
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- みなさんはどのような製品を担当しているのですか?
- 「私は主に、X線金属異物検査装置のシステム設計を担当しています。世の中の様々な製品に必要なリチウムイオン電池の生産工程で、異物を検査する装置です。たとえば、可視光では発見できない、不透明な製品の中に埋没した金属異物を検査します。」
- 「具体的にはどういう製品に使用されるリチウムイオン電池の製造に役立つのですか?」
- 「身近な製品でいうとスマートフォンや自動車などのリチウムイオン電池です。検査装置のシステム担当として、どうやってお客様の要望に合った装置を実現していくか、お客様と一緒に想像しながら進める面白さがありますね。」
- 「私は、熱分析装置の当社製品『NEXTAシリーズ』のソフト設計を行っています。たとえば、天然ゴムやポリエステルなどの高分子材料や金属材料、製薬、食品、電子機器など、様々な研究開発や品質管理に使用されています。分かりやすい例を挙げると、食品メーカー様のチョコレートの商品開発ですね。口溶けを重視した製品開発で、口の中で何℃で溶けるかといった検証に使用されたりします。」
- 「面白いですね。食品以外にも幅広い研究開発や品質管理に利用されているんですよね。」
- 「そうですね。たとえば、スマートフォンの内部に使用される部品は何層にも素材が重なっています。そうした、温度変化が異なる材料が混ざった製品の検査も行います。フィルムが何層にも重なる多層フィルムなどは、各層ごとに温度変化を分析して本来あるべき製品としての姿を検査します。」
- 「鈴木さんの製品でおっしゃいましたが、X線って一口で言っても多くの製品に使用されていて、考え方次第で見えてくるものが違ってくるのが当社製品の面白さですよね。」
- 「そうですね。小田島さんは、特にいろいろな部門と関わるから、そう感じるのかもしれないですね。」
- 「はい。私は、お二人がご紹介いただいた製品をはじめ、当社の既存製品の維持業務や開発の補佐を担当しており、多くの部内外の方や製品を触る機会が多いです。ですから、機械、回路、ソフトウェアなど、分野が違う技術者が集結して、目に見えないものを測る装置をつくる過程が分かります。いろんな力が集まって新しい力を生み出す当社の面白さを実感しています。」
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- 機械、電気、情報系の知識は発揮できるのですか?
- 「私は学生時代に学んだ電気・電子の知識を活かせています。私の担当するシステム設計は、機械設計や電気・電気、ソフトウェア開発など多くの技術者とディスカッションして製品を作り上げていく立場。たとえば、電気系技術者と打ち合わせする際に、電気系の知識の下地があるので会話がスムーズ。チームワークで製品をつくる上でとても役に立っています。」
- 「私は、化学系の出身なので、機械・電気・情報系の知識はありませんでした。でも、大学の研究で行ったデータ解析や実験後のレポート作成でExcelを使ったデータ収集、データのグラフ化などの経験が役立っています。」
- 「私は情報系出身。情報系で言えば、プログラムの経験はもちろん、制御も関係してきますし、以前開発に携わった装置データ収集システムではネットワーク系の知識も関係してくるので、様々な知識が活かせると思いますね。」
「制御系に関して私は詳しくありませんでしたが入社後に学び、技術者としての幅が広がっています。また、日立グループのスケールメリットをいかした豊富な研修プログラムやeラーニングなど、学べる環境が揃っているのも嬉しいですね。」
- 「確かに学べるチャンスは多いですよね。周りに指導して下さる先輩方もたくさんいるので、私のように知識がなくても仕事を通じて学べる機会がたくさんある。機電系、情報系の方はもちろん、それ以外の専攻の皆さんも当社に興味を持って欲しいです。」
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- いま、挑戦していることは?
または、これから挑戦したいことは?
- 「私は以前にAIを装置に取り入れる取り組みに挑戦したのですが、結果として実装までこぎつけられなかった。そのリベンジをしたいです。」
- 「その当時は、部署や上司からは結果に対して何か言われたんですか?」
- 「おとがめとかは全くなし。むしろ上司から、『今回は結果が出なかったけど、やり続けたらそれは失敗じゃなくなる』と言われ、その言葉がとても印象に残っています。だから空き時間を見て、改良を続けAIを実装したいと思っています。」
- 「当社らしいエピソードですね。鈴木さんは何か挑戦してらっしゃるんですか?」
- 「いま、私のチームではお客様の課題を解決して利益を生み出す装置を作ろうという取り組みを行っています。お客様のお悩みをもとに、どういうところに課題があるのか。仮説を立てて我々からお客様にアプローチしようといろいろ活動しています。」
- 「とても魅力的な活動ですね。」
- 「ありがとうございます。当社の『見る・測る・分析する』というコア技術を用いて、お客様の経営に関わる課題を解決しながら、お客様の利益を創出する活動に挑戦しているところです。」
- 「お二人のお話を聞いて、すごく素敵な考えをお持ちだなと刺激を受けました!私もいろいろなことにチャレンジしたいと改めて勇気をもらいました。」
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- 最後に、仕事のやりがい、
社風の魅力をご紹介ください。
- 「やりがいは、使う人のことを考えてものづくりができることです。当社の製品は幅広い分野のお客様に使用いただく装置。だから、『こういったものが使い勝手がいいのでは?』『こんな画面構成が見やすいんじゃないか』と想像しながら、みんなでものづくりに挑戦できる環境が、当社の魅力だと思います。」
- 「私が魅力だと感じるのは、率先してやりたいことにチャレンジできる環境です。たとえば、これは通らないんじゃないか?と思うような企画でも、チャレンジ的なものであれば『よし、まずはやってみよう』となります。」
- 「そうそう。上司がまず、挑戦しようという考え方を持っていますよね。むしろメンバーに対して『どんどんやって行こうよ』と挑戦することを認めてくれる。だから、メンバーもやってみたいことがあれば声を上げられます。」
- 「和田さんと鈴木さんに伝えたいを言われてしまいました・笑 私もやはり、挑戦できる社風を魅力に上げたいです。
普段の業務では、先輩や上司が『小田島さんはどう思う』と意見を聞いてくださるので、入社5年目の私も自分の意見を持っていろんなことに取り組めます。」
「ですから、自分が言ったからには達成しようという意欲にもつながり、仕事にやりがいを持って挑戦できます。」
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