関東電化工業 KANTO DENKA KOGYO

研究開発の仕事の魅力とは?

ラボの研究からプラントの製造まで自分が出来ることが増えていく。

松田結花
2016年4月入社
半導体材料開発部開発課
理工学研究科物質生命科学専攻修了

入社動機

化学合成の知識を生かせ、ゼロからものづくりができるから
入社動機

大学・大学院では有機化学の合成を研究していました。就職活動では、研究開発の仕事ができる会社を探して100社ぐらいピックアップ。いろいろな会社の説明会に参加しました。理系の学生としては、珍しいかもしれません(笑)。一生に一度の経験だから、できるだけ多くの会社を見てみようと考えたのが理由です。

当社を選んだのは、訪問したとき社員同士話している様子を見て、雰囲気が良く働きやすそうだと思ったことと、ゼロから「ものづくり」ができると思ったからです。少数精鋭の会社であり、専門分野を深く研究するのではなく、ラボの実験レベルからプラントの製造現場という大きなスケールまで関われるのも魅力でした。

新人時代

自分の思いが先輩のアドバイスで形に。“発信”の重要性を実感
新人時代

最初の配属先は、岡山にある水島開発室でした。リチウムイオン二次電池の材料を開発するグループの所属になりました。すでに製法は確定されており、プラントでの製造段階に進んでいたのですが、安定的に生産するための課題が一つ残っていました。みんなでミーディングを重ね、解決策を検討。そのとき私もアイデアは思いついたのですが、手法がわかりません。

ミーティングの後、先輩に相談すると「こうすればできるんじゃない」とすぐにヒントをくれました。先輩が上司に話したところその方法が採用され、課題が解決。1年目の自分でも少し貢献できたかなと嬉しかったのを覚えています。

このとき学んだのが、発信することの大切さです。思いを自分の中にとどめず、周囲に伝えれば意外と形になるものだと実感しました。それ以来、積極的にコミュニケーションを取ることを心がけています。研究開発を進めていると、「あれも試そうか」「この方法はどうか」と思い悩みますが、経験豊富な上司や先輩に話すことでベストな方法を選べることが少なくありません。

担当プロジェクト

環境にやさしいエッチングガスの開発に取り組む
担当プロジェクト

水島開発室には約1年半勤務し、その後群馬県の半導体材料開発部開発課に異動になりました。現在担当しているのは、エッチングガスの開発です。エッチングガスは、半導体の製造で使われるフッ素系のガスで、半導体基板の表面に回路パターンを刻むために役立っています。環境規制によりユーザーから代替ガスを求められており、これまで以上の特性を持つ製品の開発に取り組んでいます。プロジェクトはスタートしたばかりで、製造方法や分析方法を検討しているところです。

こうした特殊ガスの開発は当社の得意分野です。難しいのは、高純度のガスをプラントで安定的に大量製造できるようにすること。当社の研究開発者は、ラボ内だけでなくプラントの製造まで幅広くカバーします。任される領域が広い分、さまざまな経験を積むことができるのが魅力です。今回のプロジェクトは自分が大きく成長できるチャンスだと考え、プラントで安全に安定的につくれるような合成方法の開発を目指しています。

目標

自分の手で新しい製品を開発し、技術の進歩に貢献したい
目標

自分が開発に大きく関わったと言える製品を早く生み出したいですね。現在のプロジェクトを通して、手塩に育てた“我が子”を送り出す日も遠くないでしょう。チーム内で自分は中堅の立場。新人の頃先輩の背中が頼もしく思えたように、後輩にとって頼れる存在になるのが目標の一つです。

私たちの会社は産業界を下から支える存在で、名前を知られている会社とは言えません。ただ、開発した化学製品は多くの会社の製品の進化に貢献しているのは間違いありません。たとえば、高品質のエッチングガスにより生み出された半導体が、AIの進化につながる可能性があります。そのことを頭に置いて日々の仕事に取り組みたいと思っています。

関東電化工業の魅力

仕事に制限を設けず、自分の可能性を追求できる
関東電化工業の魅力

一言で言えば、自分の可能性をどんどん広げていける会社です。研究開発の仕事では、部材の手配からサンプルの開発、プラントでの製造から製品を送り出すまで、幅広く携わることができます。その間実に多くの社内外の人たちとも関わります。年次を重ねるごとに自分のできることが着実に増え、成長の実感を得ることができます。これは研究開発の仕事に限らず、他の職種でも同じでしょう。これも少数精鋭の会社だからこそだと思います。

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