なんと!この船はコンクリートでできているんです!
(コンクリートでも浮くんですね!びっくり!)
このコンクリート船は、コンクリート加工技術の第一人者であり、
ジオトップ(ジャパンパイルの前身企業の1つ)の初代社長ある
武智正次郎氏が建造したんです。
その名も武智丸!!
このコンクリート船武智丸には2つの顔があって、
建造された当時(第二次世界大戦末期/昭和17年)は貨物船として活躍し、
現在は防波堤として活躍しているんです。
◎ 貨物船 武智丸の巻 ◎
そもそも、なぜコンクリートで船を造ったかというと・・・
戦時中の鋼材の不足と、
コンクリートなので敵のレーダーに反応しない
ということみたいですよ。
しかも、この船は現在の技術を持ってしても造れるかどうか、というくらい難しいそうです!
さらに!
武智丸のすごいところはとにかく頑丈なこと!
言い換えると、コンクリート強度が非常に高いということです!!
(普通の鋼鉄でできた船は追突されたら沈んでしまうところ、
武智丸は触雷3回、機関銃1発受けても沈まなかった。)
そして、時は流れ・・・・・
◎ 防波堤 武智丸の巻 ◎
昭和22年
広島県呉市にある安浦漁港には防波堤がなく、台風のたびに漁船に被害が発生。
防波堤を設置したかったけれど、海底は粘土質で軟弱であり
当時の土木技術では設置が困難だったのです。
そこで、大活躍したのがこの武智丸!
防波堤として備えつけられ、『水の守り神』という役割を、今もなお果たしています。
しかも!
とある論文によると・・・
現在の防波堤として活躍している武智丸は、
・ 内部の鉄筋に腐食がほとんど認められない
・ 外部からの塩分浸透がほとんど認められない
など、60年以上経過した現在でも製造時の品質が保持されていることを示しています。
ジャパンパイルの技術の原点はここにあったんですね。
ジャパンパイルという会社自体が誕生したのは、
3社(ジオトップ・大同コンクリート工業・ヨーコン)が経営統合した2007年ですが、
統合前の3社の歴史は古く、高度な技術やノウハウを蓄積した会社なんですよ。